歯槽膿漏(歯周病)って怖い病気?

歯槽膿漏(歯周病)って怖い病気?

虫歯とは少し違いますが、歯槽膿漏(歯周病)も歯の病気の一種です。虫歯と違い自覚症状のない歯槽膿漏(歯周病)は、タイトルどおり恐ろしい病気といえるでしょう。

歯槽膿漏(歯周病)の原因

歯周病は必ずかかる病気なのでしょうか

歯周病は必ずかかるわけではありません。歯周病の多くは、原因であるプラークや歯石を日頃の歯磨きや、定期的な歯科検診などを受けることにより除去することで予防することができます。
予防できない歯周病もありますが、遺伝性の病気など、非常に特殊な場合です。

歯周病の原因はプラークと聞きましたが、プラークって何でしょうか?

プラークとは、歯に付着している白、または黄白色の粘着性の沈着物で、非常に多くの細菌とその産生物から構成されています。
またプラークはバイオフィルムとも呼ばれていて強固に歯に付着してるだけでなく、薬品だけでは除去しにくい状態になっています。そのためにしっかりと歯ブラシ等で除去することが大切になります。

 

歯周病にかかりやすさはあるのでしょうか

あります。
大きく分けて口の中の状態と全身状態によります。前者は歯並びや歯周病菌の種類や粘膜の形が影響しますし、後者は生活習慣(喫煙など)やそれに関する病気(糖尿病など)、遺伝的影響など、色々な要素が関わって歯周病にかかりやすくなるのです。
また、遺伝子診断、免疫応答・炎症反応の検査により歯周病にかかりやすい患者さんがいると報告されています。特に通常は40歳前後に症状があらわれる歯周病が10歳代後半からあらわれる早期発症型と呼ばれる歯周病がこれにあたります。


歯周病の原因

歯槽膿漏(歯周病)にかかるとどうなるの?

歯周病の進行

歯周病はある日突然、重度の症状が出るのではなく、徐々に進行する病気です。
重度になってから慌てて治療するのではなく、早い段階から予防することが大切です。
ここでは5つの段階に分けて、歯周病を解説します。

歯周病の進行過程

  • 健康な状態
  • 歯肉炎
  • 歯周炎(軽度)
  • 歯周炎(中度)
  • 歯周炎(重度)
  • 健康な状態

    歯と歯ぐきの間には1〜2mm程度のすき間があります。

  • 歯肉炎

    歯垢(プラーク)がたまった状態を放置すると、歯ぐきに炎症が起き、2〜3mmのすき間ができます。

  • 歯周炎(軽度)

    歯ぐきの炎症がひどくなり、歯周病菌が歯周組織に侵入。歯槽骨や歯根膜も破壊されはじめます。

  • 歯周炎(中度)

    炎症がさらに拡大し、歯槽骨も半分近くまで破壊が進み、歯がぐらつきはじめます。

  • 歯周炎(重度)※イメージ図

    歯槽骨が半分以上破壊され、歯はぐらぐらになります。
     

    歯周病の症状

    歯周病になると、歯ぐきの赤みや腫れ、出血、口臭といった症状が起こります。症状が重くなった場合、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまい、最終的には歯が抜けてしまうこともあるのです。

    歯周病の症状

    歯周病が原因で歯が抜けてしまうと、噛む力が弱くなり、食べられるものの種類が限られてしまいます。

    また、歯の本数が減ると、食事をおいしいと感じにくくなり、栄養状態にも影響が出てしまいがちです。

    歯を失うことは、生活の質やお口の健康に、大きな影響を与えるのです。


歯周病の進行と症状

 歯が無くなるって考えただけでも恐ろしくなります。お年寄りだけではなく、病気ですので、若い人にも歯周病にかかることがあります。

歯周病の治療方法

1-5.歯周病治療の3本柱

歯周基本治療

歯周病の原因であるプラークを取ることをメインにしている治療です。自分でプラークを取る力や歯石を取ってプラークを取りやすい環境にすることを目指しています。基本治療ができていなければ外科治療をしても、元に戻ってしまいます。初期から中等度に進行している方で歯周ポケットは4mmまでです。治療回数は2~8回、重症度によって変わります。

歯周外科

基本治療で取りきれない歯石や歯周病で溶けて凸凹になった骨の形を整えプラークコントロールがしやすい形にします。また、状態の悪い歯を抜歯し、他の歯に悪い影響を及ぼさないようにします。重度に進行している方で歯周ポケットは5mm以上です。初期治療終了後、必要な方のみ行います。

メンテナンス

歯周病は治療をしたからと言って元に戻る病気ではありません。治療後進行させないように維持していかなければいけません。メンテナンスは改善したお口の中の状態を、悪化させないように維持していく治療です。全ての人に必要です。

2-1.歯周病治療の90%はプラークコントロール

プラークコントロールとは歯ブラシやデンタルフロスなどを使ってプラーク(歯垢)を付けないようにコントロールすることです。プラークコントロールを完璧に行うことができれば治療の90%は終了です。なぜなら歯周病の原因であるプラークは毎日お口の中に発生し、それを毎日取り続けなくては歯周病は改善しないのです。いくら高価な治療や痛い治療をしても毎日のプ
ラークコントロールができなければ全て無になってしまいます。

プラークコントロールの効果

プラークコントロールを実践するとまず歯茎からの出血が驚くほど減ります。また歯茎の腫れや口臭も激減します。なぜならお口の中の細菌の80%は歯の周りに付いているプラークの中にいるからです。歯茎が引き締まると歯周ポケットが減り、プラークが隠れる場所もなくなるため、ますますお口の中が改善していきます。

30代以上の方必見!歯周病に負けない5つの知識と3つの治療法
歯槽膿漏(歯周病)の予防では、プラーク(歯垢)のコントロールが最も重要です。毎日の歯の丁寧なお手入れが病気を予防します。
 
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