プラークコントロールを実践しよう!

プラークコントロールを実践しよう!

・プラークコントロールの基本

 

プラークコントロール
plaque control


プラークコントロールは、に付着したプラーク(歯垢)の量を減らすことです。

プラーク中の細菌が産生する「酸」や「毒素」が虫歯歯周病の主な原因となるため、プラークコントロールをしっかりと行って細菌の数を減らせば、虫歯や歯周病を予防・改善させることができます。

プラークコントロール=歯磨き(ブラッシング)だと誤解している人も多いのですが、プラークコントロールはブラッシングだけではなく、デンタルフロスを用いたフロッシング歯間ブラシの使用など、歯に付着したプラーク(歯垢)の量を減らす行為全般を指します。

歯磨き  デンタルフロス

プラークが形成されはじめてから「酸」や「毒素」を産生するようになるまでは24〜48時間程かかるため、理論上は1日1回完璧にプラークコントロールを行なえば虫歯、歯周病を予防することが出来ますが、実際には完璧にプラークコントロールを行うのは難しいため、1日複数回プラークコントロールを行ったほうが虫歯や歯周病の予防効果は高くなります。

プラークコントロールの回数に決まりはありませんが、不適切な方法で行うと歯肉退縮楔状欠損などを引き起こしてしまう恐れがあるため、歯科医院等で正しい方法を指導してもらうことが非常に大切です。


プラークコントロール
 

・プラークを除去するには?

 

2.プラークを除去する具体的な方法

私たちの歯は、とても複雑な形をしています。それだけに、漫然と歯磨きをしているだけではプラークを除去することは難しいといえます。そこで、具体的なブラッシング法から、確実にプラークを除去できる方法などについて解説していきます。

2-1 具体的なブラッシング法

ペングリップが基本

歯ブラシの持ち方

歯ブラシは、鉛筆を持つようにして磨きましょう。手のひら全体で握ってしまうと、ついつい力が入り過ぎてしまいます。すると、局所的にはよく磨けるのですが、歯面を満遍なく磨くことが困難となります。また、強く磨いていると、歯ブラシの毛先がすぐに潰れてしまい、これもまた磨き残しの原因となります。

一つ一つの歯を小刻みにゆっくりと磨く

歯の磨き方

歯ブラシを大きく水平に動かすと、短時間でブラッシングを終了することができます。けれども、これでは歯のほんの一部しか磨けていないのが現実です。ですので、ブラッシングをする際には、一つ一つの歯に歯ブラシを当て、小刻みに磨いていきましょう。

歯間部や歯の根元は要注意

歯の磨き方・注意点

お口の中で最もプラークがたまりやすいのが歯と歯の間や、歯と歯茎の境目です。ここに上手く歯ブラシの毛先を潜り込ませることができれば、磨き残しの大半は解消されます。


プラークコントロールを理解し実践するための方法と重要性
 

・とても大切なプラークコントロール

 

プラークコントロールは大切です


歯のトラブルが起こる前に、毎日きちんとプラークコントロールをしましょう。

食事をするたびに、歯の表面や歯と歯の間には歯垢(プラーク)がつきます。

それを歯磨きできれいに洗い落とすことが、プラークコントロールの第一歩です。

歯垢の中には虫歯や歯周病を引き起こす細菌が住んでおり、 それらの細菌はバイオフィルムという膜を形成して、その中で繁殖していきます。

それなら歯磨きでバイオフィルムを取り除けば良いと思われるでしょうが、 歯磨きでバイオフィルムを取り除くのは難しく、洗口剤でも死滅させることが難しいのです。

このように、口の中から細菌をなくすことは難しいのですが、毎日の歯磨きで なるべく歯垢をきれいに落とすようにしましょう。

これをプラークコントロールといいます。 毎日自分で出来るプラークコントロールは、丁寧に歯磨きをすること、 洗口剤で口の中の汚れをきれいに洗うことですが、 それに加えて、定期的に歯科医院でのクリーニングを受けることをおすすめします。

それは、歯周ポケットの中は通常の歯磨き掃除することができないからです。

普段からプラークコントロールを習慣として、 一生自分の歯でしっかりと噛めるようにケアしましょう。


プラークコントロールは大切です
 

・スウェーデン型のプラークコントロール

 

予防先進国のスウェーデンで30年前から実践されているTBI=スウェーデン型プラークコントロールについて、
「PMTCクリニカルコース」講師であるブリギッタ・ニーストレン女史に聞きました。

Q日本のTBIと何が違うのですか?

ブリギッタ・ニーストレン女史日本のTBIの主流は、歯ブラシ1本で全体的にプラークを落とそうとする「パーフェクトブラッシング」だと聞きました。フロス・歯間ブラシ・ワンタフトブラシなどは補助的に清掃するための道具であって、時間に余裕があるときに使うものだと聞いています。
それに対し、スウェーデンでは、歯ブラシは1本にこだわらず、ワンタフトブラシを補助でなくメインとして提案しています。
3列ブラシ1本では、どうしても磨き残しがでてしまいます。一人ひとりの患者さんにとって磨きづらい部分から磨くことで、時間も短縮できるし、より効果的な歯磨きを可能にするのです。患者さんにとって毎日、すべての部位に同じ時間と労力をかけることは負担になって長続きしません。

『スウェーデン型プラークコントロール』 とは、“リスク部位を先に”、“リスク部位専用の道具で磨くこと” です。
※専用の道具は、それぞれの患者さんに合わせて選択。ワンタフトブラシ・フロスなど。

集中力のある最初にリスク部位を磨いてもらうことで、習慣化につながります。

ポイントは染め出しをしたあと、チェアサイドで患者さんと一緒に鏡を見ながら
「ここがあなたにとって磨けていないリスク部位ですよ」と確認すること。

患者さんにリスク部位を把握してもらうことが大切です。

染め出した口腔内を写真にとってお渡しすると、より効果的!
言葉で説明するより一目で「自分ごと」にしてもらえます。

リスク部位を抑えておけば、あとは自分の好きな3列歯ブラシで、いつものように好きに磨いても充分なプラークコントロールができます。いつもと同じブラッシング時間で成果はUP!


スウェーデン型プラークコントロール
 

・歯磨きとプラークコントロール

 

歯磨きのタイミングと長さ

 かつて歯磨きは、「1日3回3分間」というかけ声で言われていました。でもそれで本当によいのでしょうか。「歯磨きはプラークコントロールのためにするのだ」、ということをくどいくらいに書いてきました。でも、歯磨きで実際に落とすものはプラークだけではないのです。  
 プラークがたまってくるには時間が必要です。すなわち細菌が歯に付着し、まわりの栄養分を吸収し、分裂・増殖し、細菌の塊になってはじめて、「プラーク」というのです。したがって、できてしまったプラークではなく、プラークのもとである「たね」や「えさ」を取り除くことによっても、プラークコントロールをすることができるわけです。

 できてしまったプラークは、ネバネバ物質によって強力に歯に付着しているので、取り除くのが大変です。それに対し、プラークの「たね」やプラークの「えさ」を取り除くことは比較的容易です。 
 プラークが成熟して悪さをはじめるには48時間程度が必要といわれているので、本当は2日に1度完璧に磨けば大丈夫なはずです。しかしこのように成熟して強力に付着したプラークを落とすよりも、回数を増やしてプラークの「もと」や「えさ」、できかけのプラークを落とすほうが、簡単で確実といえます。 
 つまり、何かを口に入れるたびに食べかすを落とし、できるだけ多い回数歯磨きすれば良いわけですが、実際にはなかなか難しく、また磨きすぎの害も出てきます。したがって、現実には患者さんの口の中の状態とライフサイクルを考慮して、決めていく事になります。

 これを通常行なわれている歯磨きのサイクルに合わせて大まかに考えてみると、 
 ・朝の歯磨き   : プラークの「たね」を落とす。 
 ・食後の歯磨き  : プラークの「えさ」を落とす。 
 ・寝る前の歯磨  : できたプラークを落とす。 ということになるでしょうか。以下具体的に見ていきましょう

朝の歯磨き

 朝の歯磨きは、前の晩取り残したプラークから就寝中に増殖した細菌を取り除くことが主な目的です。食事によって細菌のえさが入ってくる前に、菌数を減らしておこうという考えです。

食後の歯磨き

 食後の歯磨きは、プラークのえさとなる食べ物のかすや、唾液に溶けている糖分などの栄養分を取り除くことが主な目的です。そのためには簡単なブラッシングでもある程度効果があり、できないときは「ぶくぶくうがい」やお茶などの飲用でも多少の効果があるでしょう。

寝る前の歯磨き

 寝る前の歯磨きは、一日落としきれないで付着してしまった、あるいはできかけのプラークを落とすことが目的です。時間をかけて、特に食後の歯磨きでは届かなかったところを、丁寧にきちんと磨いてください。


歯周病とプラークコントロール




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