歯の再生治療はもうすぐ実現するの?

歯の再生治療はもうすぐ実現するの?

・歯の再生医療とは?

 

1.再生医療とは?

再生医療とは、病気やケガで壊れてしまった組織・臓器を、自分の細胞を使い再生させる最先端の医療技術です。人間にはもともと、ケガをしたところが自然と治るように、自分を修復する力が備わっています。その能力のカギとなるのが幹細胞です。この幹細胞は、自己修復の元になるもので、分裂しながら増殖し、多くの種類の細胞に成長する多分化能を維持したまま細胞分裂します。この幹細胞を増殖させ、形や機能を修復。新しい臓器を再生し、移植する治療法です。さまざまな臓器や組織の再生に大きな発展と期待が高まる中、歯科医療でも歯を再生する研究がおこなわれています。

1-1.ES細胞・ips細胞とは?

TVや雑誌で目にすることが多くなったES細胞・ips細胞は、多機能幹細胞と呼ばれるものです。培養によって無限に増やすことができ、優れた能力をもつ2つの多機能幹細胞。再生医療に用いる細胞として高い期待を集めています。

  • ES細胞・・・受精卵の1部を取り出し培養増殖させたもの。命の元となる受精卵を壊すことに論理的な問題が問われています。
     
  • ips細胞・・・患者から作ることが可能。人の皮膚などの細胞に遺伝子を入れ人工的に作った細胞。安全面に課題があります。


失った歯は再生できる? 歯の再生医療の現状と実用化の期間について
 

・現代の歯の再生医療

 

2.歯の再生医療の現状

歯の再生医療は、実は、以前から行われています。とはいえ、歯そのものではなく、歯を支える歯茎や骨など、歯周組織に対して行う治療法です。歯周病などで失われた歯周組織を、歯周組織再生両方を用いて回復させることを目的としています。再生医療と名前のつく治療法で現在行われているものは歯周組織再生療法だけですがこれ以外にも歯の再生医療の土台となるさまざまな治療が行われているのです。

2-1.インプラント治療

歯の失われた部分にチタンの人工歯根を植え込み、上にかぶせものをするインプラント治療も再生医療に近い治療法として考えられています。

2-2.ティースバンク

ティースバンクという言葉、聞いたことはありますか?その名も「歯の銀行」。銀行という名前のとおり、自分の抜いた歯を半永久的に保存することができます。親知らずや矯正治療で抜かれる小臼歯など、虫歯ではなくいい状態で抜かれる歯が対象。ティースバンクの目的は、将来的にこの歯を使い移植などを行っていくために保存しているのです。

2-3.歯は失っても再生できる?

現在の歯科治療で、失った歯を再生するのに用いられる治療法は、インプラントやブリッジ・入れ歯です。これは、自分の歯ではなく、人工的なもの。残念ながら、現在まだ、人間の歯を再生することはできていません。
マウスを使った動物実験で、マウスの胎仔から取り出した歯杯(歯の元になる組織)で人工的な歯杯を作ることに成功。現在は患者への臨床研究を行っている段階です。将来的には、歯を再生することも視野に入れ、日夜研究が続けられています。

3.歯の再生医療、実用化はいつ?

目覚ましい進化を続けている医療ですが、歯の再生医療の実用化はいつ頃になるのでしょうか?

3-1.歯髄細胞バンクへの期待

これまでのさまざまな研究から、抜去した歯に含まれる歯髄細胞は、どの細胞よりもはるかに増殖能力が高く、培養で大量に増やせることが報告されています。歯髄細胞は「歯の神経」と呼ばれる部分で、再生医療の早期実現にもっとも理想的な細胞であることがわかり、着目されてきました。

歯髄細胞は親知らずや抜けた歯から微量にしか採取できないため、施設で冷凍保存する必要があります。そこで注目されているのが、歯髄細胞バンクです。歯髄細胞バンクは、従来、医療廃棄物として処理されてきた親知らずや乳歯などの抜去歯から幹細胞を取り出し、凍結保存することを目的に、現在世界中で構築されています。
歯髄細胞は、歯だけではなく脳梗塞や脊髄損傷などの神経再生への研究も進行中です。自分の歯髄を預けておくことで将来的に治療に使えるかもしれないという再生医療の未来に期待が高まります。

3-2.実用化に向けて

歯の再生医療の現状では、マウスの歯杯実験に成功したところでとどまり、ips細胞の実用化は5年~10年と言われています。人の歯を再生することができれば、10年後には入れ歯を使わなくてもいい時代になるかもしれません。


失った歯は再生できる? 歯の再生医療の現状と実用化の期間について
 

・近い将来、歯の再生医療はこうなる?

  

3.再生医療によって、こんな未来が訪れる!

3-1 培養した自分の歯をインプラント

将来的には、自分の細胞を培養することで自分の歯を再生することができるかもしれません。現段階では抜歯した歯などがなければ自家歯牙移植などはできませんが、別で再生できれば「親知らずがない」「余剰歯がない」という場合でも自家歯牙移植が可能になるかもしれません。

3-2 歯髄細胞バンクが広まる?

歯髄細胞とは、歯の中心部にある幹細胞のことです。この細胞は培養することでさまざまな病症の治療に用いることができ、現段階でもアルツハイマー、心不全、糖尿病、心筋梗塞など、歯とは関連のない病気にも活用されています。今でも歯髄細胞バンクはありますが、再生医療の知名度自体がもっと広まれば、歯髄細胞バンクの存在はもっと一般的になるでしょう。

4.ヒトの歯の再生はまだまだ先?

マウス実験では成功しているが…

現段階では、ヒトの歯の再生実験には成功していません。ただし、マウス実験では成功しているため、ヒトの場合の再生実験も成功の可能性は高いです。成功してから実用に移されるまでには、10年はかかるというのが専門家の見方ですので、まだまだ先の話になるかもしれませんが、いずれはヒトの細胞から身体の一部である歯が再生されるような世の中がやってくるのでしょう。


歯の再生医療がすごい!将来的には虫歯が怖くなくなる?
 

・今からできること「歯髄細胞バンク」で再生医療!

 

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あなたやお子様の「歯の細胞」を保管して将来の再生医療のために備えましょう

細胞を使ってケガや病気を治す再生医療

私たちのカラダにも再生治療力が備わっています。

交通事故による脊椎の損傷や脳梗塞、パーキンソン病など、治療の難しいけがや病気の治療の一つとして、今、「再生医療」の利用が期待されています。
「再生医療」は私たちがもともと持つ組織や臓器を修復・再生する能力を利用して、ケガや病気で組織や臓器が冒された場合に、幹細胞という細胞のタネを使って、形や機能を元通りに再生する最新の医療技術です。

幹細胞歯からも採取できる!

歯髄細胞は、紫外線など外からの刺激を受けません

幹細胞は、骨髄や臍帯血などから採取できることが知られていますが、歯の神経から採取できる歯髄細胞もまた、さまざまな再生医療に利用できることが明らかとなっています。抜歯する歯から採取できるので、体への負担が少ないことも大きなメリットですが、固い歯に守られた歯髄細胞は、紫外線など外からの刺激を受けないので、損傷が少なく、いつでも若々しい状態が保つことができ、再生医療のために保存する細胞としては理想的といえます。

細胞を保管して将来のけがや病気に備える!

歯の構造

歯髄細胞は、採取できる量が限られています。将来、再生医療に有効に活用するためには、細胞の量をある程度増やし、整った環境で長期保存をする必要があります。株式会社再生医療推進機構(ACTE)では、抜いた親知らずや抜けた乳歯から採取した歯髄細胞を培養し、大切に保管する「歯髄細胞バンク」の運営を行なっています。自分自身や家族、兄弟が、将来、大きなケガや病気にならないとは限りません。万が一に備えて、自分のため、家族のために歯髄細胞バンクを利用してみてはいかがでしょうか。



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