間違った歯の知識を正しませんか?

間違った歯の知識を正しませんか?

・こんな間違った常識があります!

迷信その1 きっちりゴシゴシ磨くのが一番良い

正反対です!歯と歯肉に負荷をかけ過ぎると、歯を守ってくれるエナメル質が取れてしまうだけではなく、歯肉を傷つけ、歯周病の原因にもなってしまいます。それゆえ歯科医は、あまり力を入れずに歯を磨くことをおすすめしています。では実際に、力の入れ加減を調理用はかりか手紙用はかりで試してみましょう!はかりが150~200gを示すくらいの圧力、このくらいの力が歯を磨くのに適しています。

迷信その2 食後すぐの歯磨き

あなたがデザートに果物を食べた時には、食後すぐの歯磨きはしない方が良いでしょう。なぜなら、果肉と果汁は口の中のpH値を変化させるので、唾液が酸を中和するには30分くらいの時間が必要になるからです。最低でも30分は歯磨きを待つことをおすすめします。

ワンポイントアドバイス

食後にコップ一杯の牛乳を飲むと、この時間を短縮できます。それは牛乳が酸性のpH値を調整し、歯のエナメル質を増成するのを助けるからです。


紅茶は歯によくない

迷信その3 紅茶は歯によくない

紅茶や緑茶には実はたくさんのフッ素が含まれており、それが虫歯菌の繁殖を止めるので、この情報は間違いです。

迷信その4 歯磨き粉の効果は数十年後になってやっと現れる

これも事実ではありません。良い歯磨き粉は、7日間使えば確実にお口の健康を改善することができます。正しい歯磨き粉を選べば、かなり短期間で効果が現れるというワケです。そしてこのことは、虫歯にかかりやすい子どもの歯にとっては特に重要な事なので、覚えておきたいですね。

迷信その5 チョコレートを一枚全部食べると、歯に悪い

チョコレートを一枚全部食べると、歯に悪い

確かにチョコレートに含まれているたくさんの砂糖は、いずれにしても歯に有害ですが、この説が完全に正しいわけではありません。チョコレートの有害性を決定づけるのは、実は砂糖の量ではなく供給頻度なのです。つまり、チョコ1枚を一時にまるまる食べることは、チョコを一日中ずっと食べ続けることと比べれば害が少ないというのが事実です。

迷信その6 歯磨きをした後、糸ようじを使う

これは絶対にNG!糸ようじが隠れている食べかすを取り出せば、その食べかすは歯磨き後の歯に張り付き、虫歯の原因になることも。ですから、糸ようじは歯磨きの前に使うことが重要。できれば毎日使うのがよいでしょう。

迷信その7 歯磨き粉はどれも同じ

これも間違いです。ベーシックな歯磨き粉は多くの場合、虫歯と歯周病の予防にしかならないのに対して、いわゆる高性能・高付加価値の歯磨き粉は、歯頚の虫歯や歯垢等、歯の健康を損なう別の要因に対しても有効です。


その歯の常識、間違っています!

・歯磨き粉についての誤解


◆薬用ハミガキで歯周病を治せる?

 歯肉の腫れ、出血、むず痒さを感じたら、歯周病の初期症状だ。この時、歯周病予防を謳った薬用ハミガキを買い求め、自己流で治そうとしていないか。

「歯周ポケット内のバイオフィルムは、強力に付着している場合が多く、歯科衛生士が専用器具を使わなければ除去できません。薬用ハミガキで一時的に症状が緩和しても、それは歯周病が治ったわけではないのです。それを誤解して、手遅れになるまで歯周病を進行させる人が多い」(弘岡氏)

 薬用ハミガキは「医薬部外品」。医薬品と異なり、厳密な臨床試験による効果の立証は義務付けられていない。入浴剤や栄養ドリンクと同レベルの効果であることを冷静に理解すべきだろう。

 厚労省の調査では60代の9割が歯周病だ(平成23年歯科疾患実態調査)。軽い腫れや出血など早期段階の「歯肉炎」と、膿が出たり歯がぐらつくなど重症化した「歯周炎」の二つの段階がある。弘岡氏によると、歯肉炎の段階で適切な治療を受ければ、完治も容易だ。

80歳までに半分の歯失う日本人 大半が歯磨き粉について誤解

・子供さんに対する歯の応急処置

折れたり抜けたときの歯はどうしている?

まず比較的遭遇するのが、歯の『脱臼』や『破折』。

ボールが当たったり、階段で転んだりすると、歯が折れたり抜けたりすることもありますよね。歯科医院でもしばしば、歯が抜けてしまった子どもを見かけます。子どもは骨が柔軟なため、折れるよりも歯自体が抜け落ちてしまうことが多いのですが、そのとき『歯の保存方法』が予後を大きく左右します。

では、歯が抜けてしまったらどうすればいいのでしょうか? ポイントをまとめてみました。

歯は乾燥に弱いため、牛乳や生理食塩水に保存するのがベスト。もし牛乳や生理食塩水がなければ水でもかまいません。

子どもの泣き方や血に驚き、慌てすぎて歯を忘れて歯科医院に来る人もいます。歯は直後であればくっつく可能性は比較的高いので必ず探して持って行きましょう。

  • 抜けてしまった歯をきれいに洗ったり乾燥させない。
  • なにがなんでも歯を探して歯科医院に持って行く。
  • 傷口から血が出ていれば、清潔なガーゼなどを噛んで圧迫することが必要。
  • 頭を強くぶつけている場合は、歯科医院に行ったらその旨を伝える。

また、歯が折れたり抜けたりしなくても、強く頭をぶつけてしまった場合、その後歯が変色してきたり永久歯に影響がでることがあります。
必ず病院に行くようにしましょう。

しみる歯があるときはすぐ歯科医院へ

歯がしみているとき、『むし歯を心配して念入りに歯磨きする』というのは間違った応急処置です。子どものむし歯の進行は非常に速いもの。一度むし歯になり始めたら、大人の何倍もぐんぐん進んでしまうことが多いです。一度なったむし歯は磨いても治らないため、早く治療すべき!

子どもが「歯がしみる」と言い出したときに、最近仕上げ磨きをしていなかったからと突然たくさん歯磨きをしても、改善しません。むしろむし歯の歯を強く磨くと、神経の炎症が波及してより痛いことも…。仕上げ磨きは大切ですが、痛がるときには早急に専門家を受診する必要があります。

乳歯は生え変わるからと、むし歯でも放置はNG

どうせ生え変わるからと、乳歯のむし歯は比較的放っておかれがち。しかし、乳歯のうちから口の中を健康に保つことは非常に大事なのです!

まず乳歯にむし歯があると、あとから生えてくる永久歯が変色してしまうことがあります。また、一度むし歯になると、口腔内にはむし歯の原因菌が非常に多い状態になってしまっていることが多く、今後もむし歯になりやすくなります。

むし歯によって奥歯が削れると、今後のかみ合わせやあごの発達に影響が出ることも…。乳歯のうちからの口腔ケアが非常に大事なのです。

正しい歯の応急処置とケアをして、子どもの健康をささえることができるのはやっぱりママ。専門家やかかりつけ医院を上手に利用しながら、子どもの歯の健康も守ってあげたいですね。


やってはいけない!間違った歯の応急処置~子ども編~

・虫歯予防キシリトールに関する誤解

キシリトールに関して間違った知識を持つ患者たち

虫歯予防としてよく名が知れている食べ物として
「キシリトールガム」
がありますよね。
スーパーやコンビニなど、色々な場所で手軽に購入できます。

しかしこのキシリトールに関して曖昧であったり
間違った認識を持っている人が意外と多いのではないでしょうか。
これでは、せっかくキシリトールが持つ
虫歯予防に対する効果も半減してしまいます。

例えば、誤った認識の例として・・・

① キシリトールガムならなんでも良い

キシリトールが含まれていれば
同じ虫歯予防効果が得られるでしょうか?
そうではありませんよね。

ご存知の通りキシリトール含有量によって
虫歯予防効果が高いものとそうでないものがあります。
わたしたち歯科従事者はその知識を有しています。
でも患者さんはそんな細かいことまで知らないことが多いでしょう。
「キシリトールガムならどれでも同じでしょ。」
「好きなメーカーや味で選んでいるわ。」
などといった声が多いのではないかと思います。

一般的にキシリトール含有率50%以上でないとその効果もあまり期待できません。

もちろん患者さんから
「どんなキシリトールガムを選べばいいですか?」
と聞かれたときは、
できれば歯科専売のもの、つまり
キシリトール含有率100%のもの
をお勧めすることがやはり望ましいでしょう。

また、会話の中でキシリトールの話が出たときに
こちらから患者さんにお話してみるのも良いかも知れませんね。

  • なぜ歯科専売のキシリトール含有率100%のものが良いの?
  • ミュータンス菌とキシリトールはどう関わるの?

などをきちんと説明する。

これが歯科医療のプロの仕事であると思います。
この一つひとつが、「予防」に対する正しい知識と実践に繋がります。

② キシリトールガムを噛めば歯磨きをしなくてもよい

また、驚くことに
「キシリトールガムを噛んでいれば歯磨きは不要」
という間違った概念を持っている人も数多くいるようです。

キシリトールの効果は、
口腔内の汚れを綺麗に落としてこそ発揮されるものです。
口腔内に汚れが残っている状態でいくら噛んでも大きな意味を成しません。

口腔内が不衛生な状態でキシリトールガムを噛み続けても、
マージンにプラークが残っている状態では効果が発揮されません。
かえってプラークが増えてしまう危険性もあります。
決してミュータンス菌がゼロになるわけではないのです。
このことを患者さんが間違って理解している場合もあります。

セルフケアの基本は家庭での「歯磨き」です。
キシリトールはあくまでも
「虫歯が作られにくい環境を整えること」
が目的です。

しかしどういった経緯か
「歯磨きをしなくてもキシリトールガムさえ噛んでおけば大丈夫」
と誤解されている風潮があります。

このような間違った認識を取り除き、
キシリトールの役割はあくまで補助的なものである
ということを知ってもらわなければいけません。

最近はネットで様々な情報を手に入れることができます。
そのため根拠が明確なものから曖昧なものまでさまざまな情報が容易に入手できます。
知識のない患者さんがこれらの情報の信憑性を判断する。
それは非常に難しいことです。

そのようなときこそ、私たち歯科医療のプロの出番ではないでしょうか?

少なくとも歯科医療を専門としている立場として、
正しい情報を患者に伝えること。
健康な歯を保つためには何が必要なのかをきちんと把握してもらうこと。
そのためにはわたしたちが自ら説明しなければいけません。
医院から情報発信として冊子や院内新聞などを活用するのも
方法の一つではないでしょうか。

③ キシリトールガムを噛めば虫歯が治る

これに関しては、キシリトールが治すのではありません。
正しくは
「虫歯の原因とならないキシリトールガムをしっかり噛むことで
唾液の分泌を促進し、歯の再石灰化を促す」
ということが正しい見解です。

キシリトールそのものが虫歯を治すわけではありません。

しかし患者さんの中には
「キシリトールガムを噛むから虫歯が治る」
と勘違いする人もいます。

あながち間違いというわけではないように思えますが、
初期虫歯では、唾液が再石灰化を促し、
フッ素塗布することで改善を試みるのであって、
キシリトールが虫歯を治すということは
少しニュアンスが違うのではないでしょうか。

患者さんが間違った知識を持っている・・・そんなとき歯科医院のすべきことは?


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