飲み物で歯の健康は維持できるの?

飲み物で歯の健康は維持できるの?

・スポーツドリンクが虫歯の原因に?

スポーツドリンクは「糖分」「カロリー」が多め

スポーツドリンクの成分表示を、きちんと読んだことはありますか?代表的なスポーツドリンク「ポカリスエット」の成分は、次のようになっています。(100mあたりの栄養成分)

エネルギー:25kcal
タンパク質・脂質:0g
炭水化物:6.2g
ナトリウム:49mg
カリウム:20mg
カルシウム:2mg
マグネシウム:0.6mg

大塚製薬ホームページより

一方で、糖分を見ると、砂糖果糖ぶどう糖液糖甘味料(スクラロース)などが記載されています。ポカリスエットの糖分は、500ml中で33.5g。スティックシュガーの約11本分に相当するそうです。

また、スポーツドリンクは熱を出して体力消耗したときに飲むとよいといわれますが、それはカロリーや栄養を簡単に補給できるから。健康な体の人が水代わりに飲んでいれば、カロリーオーバーになることが目に見えています。スポーツドリンクはあくまで「清涼飲料水」。糖分とカロリーが多いという事実を忘れてはいけません。

ダラダラ飲み続けると「隠れ虫歯」が増える

ベッドの上でダラダラ飲む女性
スポーツ中など、大量の発汗による体力消耗を素早く回復させたいときには、スポーツドリンクを適量飲むと効果的。しかし、熱中対策だからといって、1日中ダラダラと飲んでしまうと、口内に常に大量の糖分が残ることになります。それが、隠れ虫歯(初期虫歯)を引き起こす原因になるのです。

また、お風呂上がりに水代わりに飲んでそのまま寝てしまうのも、虫歯が増えるNG行為の1つ。唾液には口内の酸を中和し、初期虫歯を治癒する力がありますが、就寝中は唾液の分泌が少なくなります。そんなときにスポーツドリンクが口に残っていると、非常に危ないわけです。


熱中症対策のスポーツドリンクで、隠れ虫歯ができちゃう!? 夏の飲み物にはご用心
 

・飲み物により歯が溶けることもあります!

お酢系の飲料が歯を溶かす?

酸の強い飲み物が引き起こす酸蝕(さんしょく)という症状

ダイエットや中性脂肪の減少、血圧低下などの健康効果で人気のお酢系飲料ですが、一方で、歯に酸性の飲み物がたえず接触することによって歯が溶けて しまうということはあまり知られていません。健康のために飲んでいるはずのお酢系飲料が、飲み方によっては逆に歯の健康を害しているなんて笑うに笑えませ ん。あなたのその飲み方は大丈夫ですか?

飲み物で歯が溶けるって知ってました?

お酢には血液をサラサラにするとか、ダイエットによい、血管をやわらかくする、中性脂肪を減少させるといったことから、お酢系の飲料が大人気。毎日、欠かさず飲んでいる人も多いでしょう。
でも、そんな健康効果をうたうお酢系飲料ですが、専門家によると飲み方次第では、歯の健康を損なう危険があることも指摘されています。

お酢系飲料には黒酢やリンゴ酢、しそ酢など、さまざまありますが、これら酸性の飲み物によって歯が溶けるというのです。酸蝕症(さんしょくしょう)というもので、これは文字通り、酸によって(歯が)蝕まれてしまうというわけです。

むし歯はむし歯菌がだす酸によって歯が溶ける病気ですが、酸蝕症というのは、酸性の飲み物や食べ物が歯にふれることよって歯が溶けるものです。酸蝕 が起こると、冷たいものや熱いものを食べたときに歯がしみる知覚過敏がみられ、さらに歯の表面のエネメル質が溶けて、その下のやわらかい象牙質がむき出し になり、酸蝕が一気にすすんでいくといわれます。


お酢系の飲料が歯を溶かす?

・アルカリ性の飲料が歯の健康にはいい

水分補給による色素沈着は虫歯のもと

職場や家庭で、コーヒーや紅茶を水分代わりにたくさん飲む方もいますが、これは口内環境にとって好ましいこととはいえません。「お砂糖は入れてないから大丈夫」というのは実は間違いです。

お茶やコーヒーなどはタンニンという茶渋の成分が歯に色素を沈着させてしまいます。着色は歯の細菌の増殖を促すので注意が必要です。また、歯に沈着した着色物は表面にデコボコとしたおうとつがあり、歯周病や虫歯菌を吸着しやすい状態になってしまいます。水分代わりにこれらをガブガブと飲むと、知らず知らずのうちに歯周病や虫歯を呼び寄せることになりかねません。

お茶やコーヒーは嗜好(しこう)品として楽しみ、日頃の水分補給はあくまでもお水で摂取することが望ましいと言えるでしょう。

 

アルカリ性の水で口内を中性に保つ

歯を痛める原因は虫歯だけではありません。その他の要因のひとつとして、酸蝕歯(さんしょくし)というものが挙げられます。酸蝕歯という症状は、酸性の飲食物が直接歯のエナメル質を溶かすことによって生じます。

酸蝕歯を防ぐためには、歯を中性に保つことが大切です。歯磨きは大きな予防になりますが、酸性の強い飲食物を摂取した後にすぐに歯磨きを行うと、場合によっては柔らかくなっている歯を傷つけてしまう可能性があります。そのため、まずは食事中や食事後に唾液の分泌を促して口内環境を中和することが大切です。唾液の分泌を促すにはこまめな水分補給が良いとされています。また、清涼飲料水などの酸性の強い飲み物は食事中はできるだけ避け、ここでもお水を取るようにしましょう。お水は中性やアルカリ性で着色要素はなく、歯にとってとても優しい飲み物であると言えます。

 

こまめな水分補給で口臭対策

口腔(こうくう)内の水分が少なくなると、雑菌が繁殖しやすい環境になります。よって、唾液の量が少ないとそれだけ口臭が発生するリスクも高くなってしまいます。普段口の中が乾きやすい人や、水分を取る量が少ないという人は注意が必要です。唾液があまり出ないと感じる人は、こまめに水分を補給して、外からの水分を補うようにすると良いでしょう。

近年よく耳にするドライマウスは、唾液の分泌が少なくなり口腔(こうくう)内が乾燥した状態になってしまう症状です。ドライマウスの人は口臭の悩みを持つ場合も多く、やはり口腔(こうくう)内の水分量というのは口臭と密接な関係があると言えます。

また、空腹時や緊張した際も唾液の分泌が通常よりも大幅に減ります。こういった状況の時に口の中がとても乾く感覚を経験したことがある人も多いでしょう。この場合も意識して水を含むようにすると口内が潤い、それだけで口臭対策になります。


歯の健康にとって、お水による水分補給がとても大切な理由
 

・寝る前に飲んではいけない飲料と歯の健康を考えた飲み方とは?

夜寝る前に飲まないほうがいい飲み物

・糖分の入っている飲み物
・酸性の飲み物
・歯に色がつきやすくなる飲み物
・アルコール

 歯に色がつくこと自体は特に歯にダメージを与えるわけではありませんが、見た目の面でコンプレックスなりうるので、できれば避けたいものです。歯に着色が起こると、不健康な印象を与えてしまうだけでなく、不潔でだらしない印象を与えることもあります。

1.ジュース、清涼飲料水

 ジュースや清涼飲料水には大量の砂糖が含まれています。寝る前でなくても摂取には十分注意が必要ですし、大人の歯よりも外的刺激を受けやすい乳歯の時期は、摂取をなるべく避ける方が良いでしょう。特に柑橘系の飲み物には酸が多く含まれています。歯が溶けやすくなりますので、寝る前の摂取は勧められません。

2.コーヒーや紅茶

 コーヒーや紅茶を飲む方は、歯のことを考えると砂糖やミルクを入れることを控えた方が良いでしょう。砂糖の代わりになる人工甘味料を使用する方もいますが、人工甘味料は酸性食品ですので、カロリーが低いとしても歯に優しいとは言えません。また、コーヒーや紅茶は着色の原因にもなりますので、歯や歯ぐきの色が気になる人は、避けることが勧められます。

3.牛乳

 牛乳はリラックス作用もあり、砂糖を入れなければ問題ないと考えられがちです。ですが、牛乳には乳糖が含まれているため、糖分を完全に避けることにはなりません。飲んでそのまま寝ると虫歯になる可能性がありますので、飲んだ後にもう一度歯を磨くか、寝る前に摂取しないようにしましょう。

4.スポーツドリンク

 スポーツドリンクは健康的なイメージがありますが、実は砂糖が多く含まれていますので、寝る前には避けたい飲み物です。砂糖が含まれていないスポーツドリンクもありますが、酸性度が強い飲み物ですので、歯を溶かしてしまう可能性が残っています。実際に、スポーツドリンクをこまめに摂取する長距離ランナーは、虫歯になる人が多いという報告もあります。唾液の分泌の減る寝る前は特に避けた方が良い飲み物と言えるでしょう。

5.酢

 美容、健康のために酢を飲んでいる方も増えています。酢は非常に酸が強いため、歯に付着したままで放置していると、歯を溶かすことにもなってしまいます。酢を飲んでそのまま寝るのは大変危険な行為ですので、かならず歯を磨くようにしてください。

6.炭酸水、フレーバーウォーター

 味の付いていない、ミネラルウォーターに炭酸が入っているものであっても歯を溶かす危険性があります。歯はPH5.5以下になると溶け始めると言われています。市販されている炭酸水のPHは5.5以下のものが多く、寝る前に飲むとお口の中が酸性に傾き、それを毎日続けると歯が溶け出してしまう可能性があります。
炭酸水やミネラルウォーターに味がついているフレーバーウォーターは、砂糖やクエン酸が含まれていることが多いです。水だから大丈夫と考えるのではなく、ジュースの一種であると言うことを理解して注意することが必要です。

7.アルコール

 梅酒やチューハイなどは、砂糖や酸が含まれていますので、寝る前に飲むと歯に悪そうなのは簡単に想像がつくかと思います。しかし甘くないアルコール飲料も歯に影響を与えます。例えばワインは100%オレンジジュースくらいの酸性度があるため、歯を溶かしやすいと言えます。また、歯に着色しやすいという欠点もあります。ビールには砂糖が添加されていませんし、甘くもありませんが、酸性飲料ですので歯を溶かす可能性があります。
 また、アルコール類の共通の特徴として「利尿作用」を挙げることができます。利尿作用がある食べ物や飲み物は上手に利用すれば良い効果もありますが、眠る前にはオススメできません。水分が尿として体内からどんどん出てしまいますので、ただでさえ乾きがちな口の中がさらに乾くことになり、口の中の細菌がより繁殖しやすくなってしまうのです。眠る前には、利尿作用がある食べ物や飲み物は避ける方が良いでしょう。

できるだけ歯にダメージを与えないようにする飲み方

1.夜にはなるべく酸性の飲み物は飲まない

 夕食後の歯磨きをしたら、砂糖の入った飲み物や酸性の飲み物は控えるようにしましょう。どうしても飲みたいときや付き合い上で飲んでしまったときは、再度、歯を磨くことがオススメです。

2.酸の強い飲み物を飲んだら水を飲む

 酸の強い飲み物を飲んだ後にすぐ水を飲むと、歯に付着した酸が流されますので、歯が酸で溶かされるリスクが下がります。炭酸水を寝る直前に飲むと歯が溶けてしまう可能性がありますので、飲んだら糖分や炭酸成分が入っていない真水を飲んだり、うがいをしたりすることをおすすめします。

3.ストローを使う

 酢のような酸の強いものを飲む習慣のある人は、ストローを使うことで歯に酸が触れるのを避けることができます。ドリンクがなるべく歯に触れずにのどに行くように、ストローのくわえ方にも注意してみましょう。

4.アルコールは飲み過ぎない

 アルコール、とくに梅酒やワインのような歯を溶かしやすいアルコールを毎晩飲むのは控えるほうが良いでしょう。また、飲み過ぎると、口の渇きを招いて虫歯や歯周病にかかりやすくなります。適量を心がけ、歯の健康はもちろん、身体の健康も守るようにしてください。

5.飲む時間を短くする

 就寝前は、飲み物を片手にゆっくりとくつろぎたい時間帯でもあります。ですが、歯に影響がある飲み物をだらだらと時間をかけて飲んでいると、歯に触れる時間も長くなりますので、それだけ虫歯や歯周病に罹患するリスクも高まってしまいます。飲む時間を短く区切り、だらだらと時間をかけて飲まないようにしましょう。


寝る前に飲む飲み物に注意!あなたが飲んでいる飲み物は歯に悪影響かも!


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