歯を抜かない痛くない治療法

歯を抜かない痛くない治療法

・歯を残す治療をおすすめします


私たちは”抜かない歯科治療”を行っています.

 患者さんの要望がなければ、どんなに重度の歯周病(歯槽膿漏)でも、残根でも、歯根破折の歯でも抜くことはしません.

 ”歯を抜かない歯科治療”というキャッチフレーズをネットでよく見かけますが、その内容は様々なので、私たちのおこなっている「抜かない歯科治療」について簡単に説明します.

 私たちの診療室ではどんな状態でも、抜くことはしませんが、重度歯周病で失われた歯槽骨を完全に再生させたり、割れてしまった歯を元通りくっつけることができるわけではありません.

 ”抜かずに治す歯科治療”の基本的な考え方は、生体が本来もっている自然治癒力がどのように働くのかを確認しながら、『その疾患による痛みや腫れなどの症状を“治し”、治った後の状態に応じて修復などの“直す”処置を行う』というものです.
 

自然治癒力の働き

 膿瘍の形成や歯の動揺(どうよう)は病理現象ですが、一方で、生体の防御反応ととらえることもできます.

 膿瘍や動揺が防御反応であるなら、その元凶を取り除けば治まるはずです.

 すなわち、病因さえ除去できれば自然治癒力が働いて、自然に改善していくわけです.

 逆に、歯に対する攻撃力が防御できる限界を超えてしまったとき、生体はその歯を守ることをあきらめ、全身を防衛するために歯を排除する方向へ向かいます.
 これも自然治癒力のなせるわざです.

 つまり、その歯の諸症状に合わせて適切な歯科的介入をおこなえば、どのような状態の歯でも、自然治癒力が働いて“安定する”か”自然脱落する”かのどちらかに帰結することになります.

 したがって、自然治癒力の働きを尊重すれば、わざわざ抜歯する必要はなくなってしまうわけです.
 
 これが、私が「歯を抜かないで」と声を大にして言っているゆえんです.


抜かずに治す・歯を抜かない歯科治療とは

・歯を残すメリットとは?

2-2.歯を残すメリットとは?

自分の歯を残すメリットはたくさんあります。
大きなメリットになるのは“自分の歯を維持できること”です。
自分の歯を美しく残せる根管治療は大きなメリットにつながるでしょう。
歯を抜いてしまうと、入れ歯をいれなければなりませんし、自分の歯ではなくなってしまうため、不自然になってしまうかもしれません。
高齢者のほとんどは入れ歯です。
しかし、その中でも健康的な自分の天然歯を維持し続けられたら自慢になるでしょう。
思い切って笑えますし、歯を見せられます。
自分の歯を残すメリットは、自分に自信がつくだけでなく、健康的にもよいことだと言えるでしょう。


虫歯でも歯を抜きたくない! 歯を抜かずに治療できる「根管治療」とは?

・できる限り歯を削らない治療法もあります


歯を削らない治療法
歯を削らない治療法について
歯を削らない痛くない治療ドリル

多くの方は、虫歯で歯を削って詰め物をした経験があると思いますし、あのキーンとした ドリルの音や歯に伝わる振動が苦手という人も多いのではないでしょうか。

しかし、音や振動もいやなものですが、実は一度歯を削って詰め物を詰めると、詰め物と歯との境から虫歯が再発するリスクが高くなり、歯の寿命を縮めることになる場合もあるのです。

このため、痛みが強い場合や削らないと治せない大きな虫歯を除き、最近は出来るだけ歯を削らずに虫歯を治す『MI治療』という治療方法が行われるようになってきました。


歯を削らない治療法『MI治療』とは?
歯を削らない痛くない治療MI

『MI治療』の ”MI” とは、ミニマムインターベンション(Minimum Intervention)の略で、直訳すると『最小限の干渉』という意味です。

つまり 『MI治療』 とは、『出来るだけ歯を削らないで治療する』という意味です。 

従来までの虫歯治療では早期発見、早期治療が基本で、小さな初期の虫歯を見つけると削って銀やプラスチックの詰め物をする治療が行われていました。

ところが、そのような治療を行った結果、多くの方が虫歯が無い健康な歯を維持できたかと言うと、必ずしもそうではありません。

むしろ、虫歯を削って詰め物をしたことによって、歯の寿命を短くしてしまった方も少なくないのです。
 

歯を削らない痛くない治療life

上の図は、歯を削ったことによって、歯を失ってしまうパターンの代表例です。


歯を削らない治療法

・歯を抜かずに治療できる「根管治療」

1.歯を抜かなければならない原因

できるだけ自分の歯は維持しておきたいものですが、歯を抜かなければならない原因には、どのような疾患があるのでしょうか。
今さら聞けない、歯を抜くことになるケースについて詳しく説明します。

1-1.虫歯や歯周病が悪化している時

歯を抜くことになる疾患の中で、もっとも多いのが「虫歯」と「歯周病」です。
まだ、歯の表面に細菌がついているだけでそれほど進行していなければ、歯から細菌を削り取るだけで済むでしょう。
しかし、進行が速く、悪化している場合は、ブラシやドリルでも取り除けません。
歯全体に虫歯や歯周病の細菌が広がってしまうと、歯を抜くしか方法がないのです。
できるだけ早く抜歯しなければ、逆に周囲の歯にまで細菌がついてしまい、余計悪化する可能性もあります。
歯を抜くことで、細菌自体を口の中からすべて取り除けるでしょう。
年々増えてきている「虫歯」と「歯周病」ですが、およそ半分を占めている「歯周病」は、とくに注意しなければなりません。

1-2.歯の根やかみ合わせに異常がある時

ほとんどの原因が、虫歯と歯周病になっていますが、ほかにも抜歯をするケースはあります。
例えば、歯の根にヒビが入った時です。
何かしらの事故や怪我で歯にヒビが入ると、そこから細菌が入り、歯周病や虫歯になる可能性が高くなるでしょう。
細菌の侵入を防ぐためにも、すぐにヒビをなくさなければなりません。ヒビが縦に入った場合は、どうしようもないため、抜歯することになるでしょう。
また、かみ合わせに異常がみられる時も歯を抜くことが多いので注意してください。
かみ合わせが悪いと、片方にだけ力がかかってしまい、顎のバランスが崩れる恐れがあります。
歯周病を悪化させる要因にもなるので、かみ合わせを改善するために抜歯することもあるのです。

1-3.虫歯は抜くしかないの?

虫歯はできるだけ早めに治療しなければなりませんが、悪化した場合、抜歯する可能性が非常に高いです。
早く細菌を取り除かなければ、口の中の健康が失われ、ほかの歯にも細菌が移ってしまうでしょう。手遅れの状況になる前に歯を抜く必要があるのです。
虫歯がひどくなると、抜くしかないと思っている人が多いですが、歯を抜かない治療も登場しています。
歯を抜きたくない人は、抜かない治療に注目してみてはいかがでしょうか。
では、どのような方法で歯を抜かずに虫歯治療ができるのか、その方法について次の項目で詳しく説明します。

2.根管治療について

2-1.歯を抜かずに虫歯治療ができる「根管治療」

虫歯が進行すると、歯髄が死んでしまいます。
死んでしまった歯髄はすべて取り除かなければなりません。
歯髄を取り除くために歯を根元から抜き、根管の中を消毒します。
しかし、今注目されている歯を抜かずに虫歯治療ができる「根管治療」は、歯髄を取り除きますが、歯は抜かなくてよい方法なのです。
どのような方法なのかというと、細菌に感染した根管をキレイに掃除し、専用のマクロスコープを利用して死んだ歯髄を取り除きます。
根管はとても細かいため、奥までチェックできるマイクロスコープは欠かせません。
マイクロスコープを使っているからこそ、歯を抜かずに虫歯治療が行えるのです。
しかし、実績のある歯科医院を選ばなければトラブルになる可能性もあります。
後に、歯科医院の選び方について説明するので必ずチェックしてください。


虫歯でも歯を抜きたくない! 歯を抜かずに治療できる「根管治療」とは?

・歯医者さんの「保存治療」


歯医者さんの保存治療について

歯科医学には、「保存治療」という

「できるだけ歯を抜かない治療」
「できるだけ歯を削らない治療」
「できるだけ歯を長持ちさせる治療」

があります。
 

歯科保存治療とは、歯を抜くことなく、いつまでも自分の歯で噛めるように治療を行い、大切な歯を口の中に維持、保存し機能させていくことを目的とした歯科の一分野です。」


(日本歯科保存学会より) 

歯とそれを支える歯周組織の病気を診断します。
「Quality of Life」を考え、大切な歯を残し機能させ続ける事(予防と治療)を目的としています。

 

保存学を実現する接着治療

保存治療(保存学)には、大きく分けて3種類あります。 「保存修復学」「歯内治療学」「歯周治療学」です。

このホームページで人気の「接着治療」や「接着ブリッジ」というのは、 この学問を実現する「治療法」の1つです。
保存治療(保存学)を実現する方法として、接着治療法があると考えてもらえればと思います。
状態にもよりますが「割れてしまった歯根」や「穴が空いてしまった歯根」 「抜歯するしか治療法がない」とされてきた状態の歯を助けることができます。

→「接着ブリッジ」と「接着治療」について


「抜かないといけない」と言われた歯に対する保存治療

・抜かないといけないと言われる歯でも
丁寧に「根管治療(歯の神経・歯の根の治療)」を行い、歯の土台をしっかり接着することで(接着土台治療)、歯を助けることができます。
歯の神経の治療は、丁寧にきちんと根の先まで治療し、病気の再発がないように治療することが大事です。きちんと治療された歯は何十年ともつ歯に生まれ変わることがあります。
しっかりした治療をしようとすると、神経の治療は非常に時間がかかります。
丁寧さによって一生涯歯を保てるか、結局将来、歯を抜くことになるか大きな大きな差になります。

手を抜くと、何度も治療が必要になったり、すぐに病気が再発したりします。 
歯の根の治療の本当の「結果」がわかるのは、歯の治療後かなり時間が経ってから(年~10年単位)ですので、この「大切さ」が、なかなかご理解いただけない所です。治療中、患者さんは何をされているのか見えないので仕方のないことかもしれません。 

・歯が割れ、歯の根の先に膿がたまり通常の「根管治療」を行っても治らない場合
歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)」という方法もあります。
外科的根管治療(外科的歯内療法)です。

治療内容は、歯茎にメスを入れめくり、骨を少し削ります。膿が溜まっている袋を除去し、感染した歯の根っこの先(根尖)を切り取ります。根尖から薬を入れフタをします。
抜歯の直前の状態になっている歯を残す治療法です。歯を抜かずに歯の機能を取り戻せる可能性があります。

・歯の根が悪くなった時、奥歯で複数の歯根がある場合に適応される手術があります。
悪くなったのが歯根1本であれば、ヘミセクションと呼ばれる治療法で、悪いほう1本だけ切断し、歯の半分を抜歯します。このような「健康な歯を半分残す」という方法もあります。 

・神経を抜かないといけないような虫歯でも
神経を保護する治療(覆髄(ふくずい):歯髄保護の方法)をすれば、神経を抜かずにすむことがあります。


その歯はまだ残せる!


【西明石駅から徒歩1分のめばえ歯科クリニック】

 
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