虫歯対策、虫歯予防の最新情報

虫歯対策、虫歯予防の最新情報

・生活習慣から変える虫歯予防

はじめに

治療に時間とお金がかかるうえに、とても痛い「虫歯」。虫歯になると、食事も美味しくありませんよね。こんな困った「虫歯」にならないために、日ごろどんなことに注意すればよいのか?そのポイントをご紹介しましょう。

食生活で気を付けたいポイント

ポイント1.食べる回数を増やすと虫歯になりすい

虫歯は、歯磨きだけでなく「食べる回数」によってもなりやすさが変わります。
虫歯菌は、口に入っている食べ物を餌にして酸を出します。殺菌効果もある唾液は、この酸を流し、口のなかをいつも通りの中性へと導くのです。口の中が酸性から中性に戻るのにかかる時間は約1時間程度だといわれています。しかしあまりにも間食が多いと、口のなかが中性に戻る暇がなく、その結果として虫歯になりやすくなるのです。一度食事をしたら、2~3時間開けるのが理想的と言われており、頻繁に食事をすると口の中は常に酸性状態になりエナメル質はいつも脱灰されたままになり虫歯がどんどん進行してしまいます。

ポイント2.寝る前の食事は避ける

唾液は寝ているときにはあまり分泌されませんから、眠る前に食べ物を食べるのもやめましょう。

食べ物をよく噛むことで唾液の分泌が促進され、プラークの形成を防ぐことができます。「1口で30回噛むことが大事」と言われるのは、満腹感を出すためにも虫歯を予防するためにも非常に重要なのです。

歯磨きで気を付けたいポイント

虫歯予防のための行動、といえば歯磨きです。

ポイント3.歯磨きは食後すぐ、優しく行う

これまで歯磨きは食後30分してから行うのがよいといわれてきました。食後すぐだと口の中が酸性に変化していくため、エナメル質が傷つきやすい状態であり、歯ブラシが歯を傷つけてしまう可能性があるからという理由でした。

しかし最近では、酸化を放置しておくよりは、食後すぐに歯磨きをしたほうが虫歯予防にはいいとする意見が多くあります。その場合は、あまり力を入れてゴシゴシと磨くのではなく、弱めの力で小刻みに歯ブラシを動かし磨くのがポイントです。

ポイント4.外出先ではガムかブクブクうがいが有効

外出などで歯磨きが難しい場合は、食後にキシリトール100%のガムを噛むか、お口の中に停滞する食べカスを少なくするためにブクブクうがいをすることも虫歯予防に役立ちます。

ポイント5.デンタルケア用品を活用する

歯間ブラシやデンタルフロスといった、デンタルケア用品を使ってのケアも勧められています。また、虫歯の発生および進行を予防するフッ歯磨剤もおすすめです。

〇フッ素配合の歯磨剤の効果的な使用量
歯の生えはじめ~2歳・・・切った爪程度の少量 /500ppm(泡状歯磨剤ならば1,000ppm)
※仕上げ磨きに保護者が行う
3~5歳・・・5mm以下/500ppm(泡状またはMFP歯磨剤ならば1,000ppm)
6~14歳・・・1cm程度/1,000ppm
15歳以上・・・2cm程度/1,000ppm

出典:厚生労働省ホームページ
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html

フッ素配合の歯磨剤の予防効果を十分に発揮させるために、上記の適正量を使用し、歯磨き後は10~15mlの水で1回うがいをしましょう。

ポイント6.歯ブラシは1カ月に1回交換する

また、歯ブラシは、1カ月に1回は買い替えるようにします。
どうしても歯磨きをする時間が足りないという人や、「歯ブラシを忘れてしまった」という場合は、ブクブクうがいをしましょう。

ブクブクうがいをするだけでも、口のなかに残った食べ物を洗い流すことができます。

虫歯を招くNGな習慣

アメをよく食べる

上でも話したように、「唾液」と「虫歯」には密接な関係があります。
だらだらと食事をとり続けていると、唾液は口のなかを中性に戻すことができにくくなってしまうのです。特にアメは口の中に残る時間が長いうえ、甘味が強い物なので要注意。

口呼吸

口呼吸をすると口の中が乾き、唾液の量が減ってしまいます。そのため口呼吸はできるだけ控え、鼻で呼吸することを意識しましょう。


虫歯予防になる生活習慣ポイント6つ
 

・“認知症と関係あり”虫歯と歯磨きの新常識

  今週は「歯と口の健康週間」。虫歯を防ぐと認知症予防につながるとする最新の研究結果もある。全国一、虫歯が少ない県で行われている対策とは何か?虫歯を防ぐ秘けつを探る。

■目標は「80歳で20本」、現実は―

 虫歯を予防する意識は、日本はまだまだ低い。大人の歯は、“親知らず”を含めると32本あるが、何でも食べられるようにするには80歳で20本残すことが目標とされている。

 ところが、先週、厚生労働省から出されたデータによると、80歳から84歳で残っている歯は、平均で15本。昔に比べると増えてきたものの、目標までは程遠いのが現状だ。


■日本は“虫歯になって受診する”

 この背景のひとつにあるのが、歯科医院を受診する目的だ。日本では検診など予防のために受診する人は24.8%、虫歯になった後の治療目的の人は64.4%いるという。一方、世界に目を向けると、アメリカでも、スウェーデンでも、7割ほどの人が予防の目的で歯科医院を受診している。この違いは何だろうか。

 日本歯科大学附属病院・倉治ななえ臨床教授は、「基本的に、日本では予防が自費だが、欧米では予防に保険がきく国もあるなど保険制度の違いや社会的要因で国民に意識の差があるのでは」と、保険制度の違いをあげている。


■「12歳の虫歯本数」一番少ないのは新潟県

 一方で、日本でも積極的に予防に取り組んでいる県がある。まず、昨年度の都道府県別12歳の平均虫歯本数を見てみると、全国平均は0.84本。一番少ないのは新潟県で平均の半分以下の0.4本だ。しかも17年連続全国最少だという。

 その理由を新潟県に聞くと3つあるという。

(1)フッ素うがい

 新潟県の小学校で配られていたのは、歯を丈夫にするとされるフッ素を水で薄めた液体。先生の合図に合わせて口に含み、クラス全員でうがいをする。これが「フッ素うがい」だ。このフッ素うがいは、新潟県の全小学校の8割以上で行っているそうだ。

(2)給食後は必ず歯磨き

 「給食後の歯磨き」は県内の小学校の9割以上で行われている。

(3)虫歯になる前段階で通知

 学校と歯科医が連携し「虫歯になる前の段階で通知」するとしている。


■なぜ虫歯予防が「認知症」予防につながるのか

 虫歯を防げれば全身の健康にもつながる。例えば、虫歯を防ぐことで、脳卒中や認知症の予防につながるという研究もある。

 京都府立医大の研究チームの行った研究では、認知症につながる認知機能の低下は、脳の中の小さな出血が一因であるとされている。渡辺助教は「虫歯菌の一種があると、血小板の止血作用を低下させるため小さな脳出血を起こしてしまう。歯磨きなどの口腔(こうくう)ケアが 認知症予防につながる」と話している。 


■正しい歯磨きを―

 今回の結論は「すべては歯磨き!」。何はなくとも歯磨きが大切ということで正しい歯の磨き方を確認してみたい。ポイントは2つある。

 ひとつ目は、歯ブラシの持ち方。いわゆる手を“グー”の形にして歯ブラシを握ると、歯に対して圧力がかかりすぎるため、ペンを握るような「ペングリップ」がおすすめだという。ふたつ目は、フッ素入り歯磨き粉で磨いた後、ゆすぎすぎると効果が薄れるので、10ミリリットルほどの少量の水で1回ゆすぐのが効果的だという。

“認知症と関係あり”虫歯と歯磨きの新常識

・間違いだらけの虫歯予防~「朝食後に歯磨き」「ノンシュガー」「濡れた歯ブラシ」はNG

最近オフィスでは、ランチ後の歯磨き姿がごく当たり前になってきた。欧米に比べて、まだまだ「予防歯科」の分野は遅れているといわれるものの、日本でも日常的なオーラルケアに気を遣う人は確実に増えている。

 ところが、毎日しっかり歯磨きをしていても虫歯ができてしまう……。そんな悩みのある人は、ひょっとすると良かれと思っている生活習慣やケアが間違っているのかもしれない。

たとえば「ノンシュガー」「スポーツ」と表記されている清涼飲料は、そんなに歯に悪いものではないと思い、日常的に口にしてはいないだろうか。だが、それは大きな間違いのようだ。

「健康飲料」が歯の健康を害する?

 今回、豪・メルボルン大学口腔衛生学共同研究センターでは、23種類のソフトドリンクやスポーツドリンクにヒトの歯を浸し、表面のエナメル質に与える影響について実験。11月下旬にその結果を公表した。

 それによると、「酸」を含みpH(水素イオン指数)が低い飲料であれば、たとえ糖分が一切含まれていなくても歯のエナメル質にダメージを与えているという。

たとえば、運動時によく飲まれているスポーツドリンクは健康的な印象があるが、糖質のほかに疲労回復に効果的なアミノ酸や、クエン酸が多く含まれている。

「ノンシュガー」「ダイエット」と銘打つ清涼飲料水にも、ステビアなどの人工甘味料などが使用されており、この成分は酸性だ。ミネラルウォーターに香りを付けたフレバリーウォーターでさえも、歯の表面を損ねる作用があるという。

 酸性の添加物は、唾液によって中和されるはずの口内を酸化させる。そのことが虫歯菌を活発にし、歯の表面のエナメル質が溶かされ虫歯になりやすい環境を作ってしまう。エナメル質が溶け始めるのはpH5.4以下とされ、pH値が3.6~4.6のスポーツドリンクなどは、エナメル質がダメージを受け、虫歯菌がさらに深い象牙質にまで達しやすくなってしまう。

 研究グループは、虫歯のリスクを減らすために次の呼びかけをしている。

◆清涼飲料水はなるべく飲まない。リン酸、クエン酸ナトリウム、クエン酸などが含まれているものを避ける。
◆長時間ダラダラと飲み続けない。
◆ストローを使い、歯との接触を少なくする。
◆就寝前は飲まない。
◆定期的な検診を受ける。

 また、pHの低い飲料をたくさん飲んだ後は、水で洗い流したり、口をすすいで口内環境をなるべく中性に戻したりすることを心がけたい。

 

ほかにも、誤解されがちなオーラルケアの「NG」を紹介する。

●歯磨き剤をつける前に歯ブラシを濡らす……×

 歯磨き剤の泡立ちが良くなりすぎて「磨いた気分」になり、磨き残しができやすい。また、含まれる研磨成分も水で流れてしまう。乾いたままの歯ブラシにつけて磨くのが正解。

●最後に歯磨き剤が残らないよう水でよくすすぐ……×

 しっかりすすぐと、歯磨き剤に含まれるフッ素などの有効成分もすべて洗い流してしまう。歯磨き後はうがいをしなくてもOK。気持ち悪い場合は、一度唾液を出して水(小さじ2くらい)で軽くすすぐ程度で十分。

●食後はできるだけ早く歯を磨く……△

「食後は口内細菌が爆発的に増えるので、なるべく早く」とする説と「食べカスが歯垢になるまで時間がかかる」「食後の唾液が出やすい状態は、口内の中和と歯の再石灰化を進める」とする両説がある。

今後の研究でセオリーが変わりそうだ。ただし前記のように酸性の食品を多く摂った直後は、エナメル質が溶け出す「酸蝕」の状態になっているため、すぐに歯を磨くと表面を傷付けてしまう。口をすすぐだけで済ますか、すすいだ後1時間以上経ってから歯を磨こう。

●朝食を食べてから歯磨きをする……×

起床直後の唾液は、口内細菌や、一晩かけて細菌がつくり出した「内毒素」でいっぱいに。これは、組織や骨まで破壊する威力を持つ。つまり、起床後に歯を磨かずに朝食を摂るのは、食べ物と一緒に毒素を体内に取り入れるに等しい。朝の歯磨きは起きてすぐが鉄則だ。

●1日3回、必ず3分以上かけて磨く……△

 大切なのは回数ではない。虫歯の原因となる細菌が増えるのを防ぐタイミングで磨くこと。口腔内に細菌が最も繁殖しやすいのは、唾液が減って口の中が乾燥する就寝中だ。夜の歯磨きを重点的に捉え、就寝前に時間をかけてじっくり磨くほうが効果的だ。

 最後に何より大切なのは、定期的な検診を受けること。「予防歯科」がもっと当たり前のものになれば、歯周病予防にもなる。一度プロの指導を受けて、自己流のオーラルケアを見直してみてはいかがだろうか。


間違いだらけの虫歯予防~「朝食後に歯磨き」「ノンシュガー」「濡れた歯ブラシ」はNG

・食後すぐの歯磨きはNG 虫歯予防の新常識

毎日何気なく磨いている歯。タイミングや道具の使い方など、その磨き方で本当に歯を大事にできているのだろうか。実は最近の研究で判明してきた新しい注意点もある。これからも長い間、自分の歯と付き合うために、専門医に歯磨きの最新の常識を聞いた。

 「冷たい水がしみて耐えられない」。痛みを訴えて来院した20代女性の口の中を見ると、まるで歯科器具で削ったかのような丸っこい奥歯があった。歯の表面のエナメル質が減り、中の象牙質が見えていた。

 聞いてみると女性はコーラ飲料が大好きで、しかも飲み込む前にいったん奥歯の近くにためるクセがあった。コーラ飲料はとても強い酸性。体の中で最も硬いとされるエナメル質も、酸性では軟らかくなり溶け出す。頻繁に強い酸性にさらされればすり減る。「食習慣と飲み方のクセで起きた『酸蝕歯(さんしょくし)』」と東京医科歯科大学の北迫勇一助教は説明する。

 虫歯、歯周病に続く第3の歯の病気として注目される酸蝕歯。欧米では20年前から対策がとられてきた。食生活の欧米化に伴い酸性の飲食物が増えた日本でも6人に1人は何らかの症状があるとされる。タイミングを間違えた毎日の歯磨きが歯のすり減りを加速させることも分かってきた。

 口の中が酸性になっても、唾液の力で中和されて溶けたエナメル質も復活する。ただし、30分ほど時間がかかる。食後すぐに歯をゴシゴシと磨くと軟らかくなったエナメル質を削り落としかねない。とはいえ、自分が食べた食事が酸性かどうか見分けるのは難しい。そこで「食後は歯磨きまで30分ほど置くのが安全策」(北迫助教)。

 体を思って毎日とる黒酢やかんきつ類、夏の熱中症予防に小まめに飲むスポーツ飲料など、酸性の飲食物は意外に多い。歯も気遣って口の中が酸性の時間はできるだけ短くしたい。ダラダラ飲食を控える、酸性と分かっている飲み物はストローで飲む、飲食後は水やお茶で口の中を軽くすすぐ、といった予防策がある。

 歯を磨くタイミングだけではなく、回数についても常識は変わりつつある。よく「毎食後すぐに3分間」といわれたが、「なんとなく3回磨くよりも1日1回、特に寝る前に口の中から徹底的に汚れを出すことが大事」と鶴見大学の桃井保子教授は強調する。

 歯を磨く一番の目的は、虫歯や歯周病の原因菌の住みかになる歯垢(しこう)を取り除くこと。歯の表面につく黄色いねっとりしたものだが、今のところ歯ブラシなどで物理的にこすり落とすしかない。

 口の中の食べカスが歯垢になるまで48~72時間かかる。毎食後に歯を磨けなくてもまだ間に合う。寝ている間は唾液が減って口の中の菌が増えやすくなるので、寝る前に口の中をきれいにするのが効率的だ。磨き方は、歯ブラシの軟らかい毛先をうまく使って歯垢を取るスクラッビング法やバス法などが最近主流だ。

 ただ、何時間がんばっても歯ブラシで落とせる歯垢はせいぜい60%。限界もある。それが歯と歯茎の狭いすき間まで届くデンタルフロスを使うと86%まで上がる。海外ほど浸透していないフロスだが、日々の手入れに取り入れれば効果はずいぶん高まる。

 

フッ素の活用も

 歯磨き粉についても考え方は変わってきた。かつては研磨剤が歯を傷つけることや、素早い泡立ちが磨けた気にさせることなどで否定的な意見が多かった。最近は技術の進歩で研磨剤なしでも汚れが落とせるようになり、歯を丈夫にするフッ素入りも増えた。成分表を見れば簡単に分かるので「フッ素を大いに活用すべし」と桃井教授はいう。

 2センチメートル大の歯ブラシのヘッドなら、その3分の2くらいにたっぷり歯磨き粉を絞り出して歯茎に塗り込む感覚で使う。水で流れないように磨いた後の口のすすぎは最小限に抑える。低濃度でも歯が長時間フッ素に接することで効果があるので、毎食後に歯を磨ける人は歯に小まめにフッ素を与える機会になる。

 時にはプロの助けを借りて日々の手入れが行き届いているか確認することも必要だ。「歯石取りを兼ねるなど、せめて半年に一度は歯科医院で状態を見てもらって」と専門家は口をそろえる。

◇            ◇

忙しい時、ガムをかむ手も

 忙しくて歯を磨けないときに緊急策として使えるのがガムだ。唾液が出て口の中の汚れを流してくれる。砂糖不使用やフッ素入りのガムもある。水道水にフッ素を入れるなど海外には日本と比べてフッ素を虫歯の予防に積極的に使う国が多い。長時間かみ続けられるガムなら、同じような効果が期待できる。

 奥歯まで1本ずつ歯を丁寧に磨くために歯ブラシは小さめのヘッドがいいとされてきた。ただ、小刻みな動きが苦手な人には使いこなすのが難しい。そんな人向けに一度に広い面積を磨けるように細くて軟らかい毛をたくさん使った大きめヘッドの歯ブラシもある。歯科医院など限られた場所でしか売っていない道具もあるので、自分に合うものが何か通院時に相談してみるのも手だ。


食後すぐの歯磨きはNG 虫歯予防の新常識


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