お子さんの歯にも格差あり?「口腔崩壊」

お子さんの歯にも格差あり?「口腔崩壊」

・大問題!子供の「口腔崩壊」

「口腔崩壊」虫歯10本以上の子、半数超の57校 貧困が影響35校 沖縄

沖縄タイムス 10月10日(月)16時0分配信

口腔崩壊状態にある8歳男児の口内(大阪府歯科保険医協会提供)

 2015年度の沖縄県内の市町村立小中学校の歯科検診で、虫歯が10本以上あるなどの「口腔(こうくう)崩壊」状態とされた児童・生徒がいたのは52%の57校に上ることが、沖縄タイムスが各校の養護教諭に実施したアンケートで分かった。このうち半数以上の35校が貧困の影響を指摘。虫歯が悪化し食べ物が飲み込めない、菌が入って発熱し入院したなど、身体の健やかな発達に影響が出かねない深刻な事例も報告された。(社会部・篠原知恵)

 アンケートは県内412校に送付、9日までに110校から回答を得た。15年に大阪府歯科保険医協会が府内の小中学校を対象にした類似調査では、口腔崩壊の子が「いた」とした小中学校は3~4割だった。

 県内で、貧困からの影響が指摘されたケースのうち、「経済的貧困が関係している」としたのは29校だった。

 また、就学援助などで治療は無料であるにもかかわらず、保護者が受診させない事例も多く「親がダブルワークで時間・精神的余裕がない」などと指摘したのは6校だった。

 一方で、必ずしも貧困が関係しないと答えたのは22校。子に対する親の意識の低さや、ネグレクト、親自身に歯磨きや虫歯治療の習慣がない世代間連鎖を指摘する意見があった。

 自由回答では「小1で虫歯12本」「虫歯で食べ物が飲み込めない」「親に歯が痛いと言えず我慢する」などの実態も。生活が崩壊している状況もうかがえ「学校がどこまで介入すべきか難しい。全校にスクールソーシャルワーカーを配置してほしい」との意見も多かった。

 【口腔崩壊とは】10本以上の虫歯や、歯根しか残っていない未処置歯が何本もある状態。学齢期の子どもの場合、よく噛(か)むことができないため必要な栄養を効率よく吸収できず、顎や体、脳の発達に影響を与える可能性がある。


<原因をすり替える報道>「口腔崩壊」虫歯10本以上の子、半数超の57校 貧困が影響35校 沖縄
 

・口腔崩壊により引き起こされるリスク

口腔崩壊により引き起こされるリスク

口腔崩壊によって引き起こされる、二次的なリスクや悪影響もたくさんあります。

少し調べただけでも、こんなにたくさん出てきました。

  • 永久歯の歯並びが悪くなる
  • 歯周病を引き起こす
  • ひどい場合その部位から感染症に発展する
  • 顎がしっかり発達しない
  • 虫歯の痛みなどで物事に集中できなくなる
  • 硬いものが噛めなくなるため食事内容が偏る
  • お菓子やジュースなど軟らかいものが中心の食生活になってしまう
  • しっかり噛めないために食べるものが限られ、栄養のバランスが乱れる
  • 外見を気にして他人とコミュニケーションをとることが減る
  • 歯がないことや口臭でいじめの原因などになる可能性がある

こうして見ると、口腔崩壊と一言で片付けられないくらいの二次的な影響があることがわかります。


子どもの口腔崩壊が増えている!?経済格差や貧困が原因?
 

・貧困が主な原因

口腔崩壊と経済格差や貧困の関係性

神戸新聞の記事の中でも触れられている、口腔崩壊と経済格差の関連性。

関連はまったく無い訳ではないと思いますが、私は安易にこの2つを結び付けてしまうのもどうかなと感じています。

正確に言えば、口腔崩壊に関連付いているのは経済格差ではなく虫歯へ対するリテラシー(情報・教育)だと思うんです。

現在、子どもの虫歯対策はその子どもの親の情報リテラシーによって左右されると言って良い状況です。
経済的に裕福でも、親の虫歯へ対する正しい知識や認識がなければ、正しい治療が行われない可能性があるわけです。

歯がどれだけ大切で、虫歯がどれほど悪影響があるものなのかを義務教育中に教えることができれば、だいぶ違ってくるのではないでしょうか。

現在の教育では、「国が歯科医師会との癒着により、虫歯が減少するのを妨げてる」と言われてしまうのもしょうがない気がします。
世界で虫歯へ効果抜群のフッ素入り水道水を使っていない国は、日本を含め5か国だけですし。


子どもの口腔崩壊が増えている!?経済格差や貧困が原因?
 

口腔崩壊、子どもにどんな影響が? 貧困で連鎖も 歯科医に聞く

沖縄タイムス 10月11日(火)7時0分配信

 

 子どもの口腔(こうくう)崩壊について、中部協同病院の歯科医師、大城工さんに聞いた。

 -どんな影響が出るか。

 「小学生から中学生までは、乳歯から永久歯に生え替わる非常に重要な時期。どうせ生え替わるから、と乳歯の虫歯を安易に捉えないでほしい。放置して歯を早期に失うと、その後に生える永久歯の歯並びの乱れにもつながり、新たな虫歯や歯周病で永久歯を失う環境にもなりかねない。過去に乳歯の虫歯を放置して感染症を起こし、頬が腫れて食事が取れない子もいた」

 -口腔崩壊の子が「いた」とした3割が中学校だった。

 「中学生は多感な時期。歯の痛みは耐え難く、集中力低下や情緒不安定につながり、学業や生活に影響を及ぼす可能性もある。前歯の崩壊は人目につきやすく、見た目を気にし、積極的にコミュニケーションが取れなくなることもある」

 -貧困との関連は。

 「虫歯予防は毎食後の正しい歯磨き習慣と、バランスの良い食生活が重要で、各家庭に頼る部分が大きい。生活環境が乱れれば影響は口内に顕著に表れる。そこに貧困が加われば、食生活はさらに乱れ、生活に必死で口の状況に気を配る余裕もなくなるだろう。放置された虫歯は進行し、口腔崩壊の連鎖から抜け出せないケースもある」 

 -今後、何が必要か。

 「虫歯は感染症。切り傷などとは違い自然には治らない。口腔崩壊が進むほど、歯の痛みや治療期間、治療費も倍になる。学校健診で虫歯が見つかり歯科受診を促しても、なかなか治療につながらない学校側の悩みは歯科医も同じ」「特に沖縄は虫歯の罹(り)患(かん)率が全国トップクラス。調査を機に、貧困という大きな課題を抱える沖縄でどうすれば事態を改善できるか、あらゆる視点で考えるきっかけになればいい」


<原因をすり替える報道>「口腔崩壊」虫歯10本以上の子、半数超の57校 貧困が影響35校 沖縄
 

・低所得世帯の子は虫歯治療が原則無料

口腔崩壊の子供たちが受けられる医療サービス

学校が必要と判断した虫歯治療に関しては、低所得世帯(要保護、準要保護の世帯)の小中学生は 原則無料ということになっています。また地方自治体によって独自の制度を設けて支援していることもあります。

医師からのアドバイス


口腔内の清潔は、生活習慣によるものが大部分なので小さなころからきちんと習慣づけを行うことが非常に大切です。

貧困が招く子供の「口腔崩壊」 虫歯で白米も噛めない児童も
 

■低所得世帯の子対象 虫歯治療は原則無料

 要保護や準要保護など低所得世帯の小中学生は、学校側が必要と判断する虫歯治療は原則無料。市町村によって「就学援助」「子ども医療費助成制度」など対応が異なり、沖縄県は「通学先の学校や教育委員会に相談してほしい」とする。

 2014年度に学校の検診で虫歯治療を指示された県内小中学校の児童・生徒のうち、実際に医療機関で受診した要保護・準要保護世帯の子はわずか3割程度にとどまっている。

<原因をすり替える報道>「口腔崩壊」虫歯10本以上の子、半数超の57校 貧困が影響35校 沖縄


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