歯茎からの出血は病気かも?

歯茎からの出血は病気かも?

・なぜ歯茎から出血するか?

原因1.歯周病による出血

歯磨き中の出血は多くが歯周病が原因です。
歯周病とは、歯茎の際にある歯垢が原因で炎症を起こしている状態です。
炎症している部分に歯ブラシが当たることで出血をしてしまいます。

歯周病は、口の中に潜む何百種類もの歯周病菌によって、細菌の巣がつくられます。
この細菌の巣はプラークと呼ばれ、どんどんその数を増やそうとします。
出血をしているからと歯磨きを控えめにする人がいますが、そうすると炎症がさらにひどくなってしまいます。
歯肉炎の段階では、歯磨きを続けることで炎症は落ち着き、出血も止まります。
しかし、歯石がつきはじめたり、骨の破壊が始まる歯周炎になると、歯科医で歯石を取ってもらわないといけません。
そのため定期的な健診で歯石を取り除いてもらったり、正しい歯磨き指導を受けることで予防できます。

原因2.虫歯が歯茎まで浸食している場合

虫歯が進行して歯茎の中まで浸食していると出血する場合があります。
これは虫歯が進行して大きな穴があいている証拠です。歯茎の中まで浸食することで神経を殺し、細菌が集結します。
やがて骨を溶かし始めて出血が始まります。虫歯がここまで進行しているときというのは歯周病も同じように発症している可能性が高いです。
このように虫歯でも出血をする場合があることを知っておきましょう。
そして、虫歯による出血の疑いがあれば、早急に虫歯治療を受けましょう。

原因3.歯の詰まりものによる出血

歯と歯の間や歯茎に食べかすなどが詰まっていると出血してしまうことがあります。
もし、詰まっているものが歯茎を傷めていれば、それが炎症を引き起こします。
自分でどうしても取れない場合は歯科医で取ってもらいましょう。
歯に何かが詰まっていると、そこから細菌が増殖します。歯ブラシが届きにくい場所は細菌が溜まりやすい場所です。
出血だけでなく口臭や虫歯の原因となるので、早めに除去しましょう。

原因4.歯ブラシの不一致による出血

歯ブラシが自分に合っていないことで出血することがあります。
固すぎる歯ブラシを使っていると歯茎の弱い人は出血をします。
しかし、多くは歯磨きの方法が悪く、歯茎を傷めているケースが多いです。
一般的な歯ブラシを使い、丁寧に歯磨きをするよう心がけましょう。
歯磨きの方法に自信がなければ歯科医で指導をしてくれます。

原因5.体調不良による出血

疲れがたまった状態や寝不足、ストレス過多、風邪などで出血することも考えられます。
体調が優れない時は免疫力が下がりやすく、細菌に抵抗できなくなるからです。
歯周病菌に抵抗できなくなると、歯茎が炎症を起こして出血しやすくなります。
また、体調が悪いときは歯磨きを怠りがちですが、そのような時ほど気を遣って丁寧に歯磨きをするようにしましょう。
そうすれば、体調が戻れば自然と出血もおさまることがほとんどです。

原因6.詰め物や被せ物の不適合による場合

治療した箇所の詰め物や被せ物がきちんと適合していないと出血することがあります。
これは詰め物や被せ物が歯茎を圧迫することで、歯茎を傷めてしまいます。
この場合はいつも同じ箇所から出血し、慢性の炎症があると考えられます。
歯磨きでは治らないので、歯科医で治療箇所をもう一度チェックしてもらいましょう。


歯磨きすると歯から血が出てくるのは何故なの?

・歯茎からの出血時の対処法

血が出るときは歯ブラシでマッサージ

一般的にケガをしたときはなるべく傷口に触らないようにすることが大事です。しかし、歯周病が原因で歯茎から出血した場合は「血を出したほうがいい」と言われています。なぜなら出血を恐れて該当部分の歯磨きを避けていると、炎症の原因となっている細菌がどんどん増えてしまって、さらに症状が悪化してしまうからです。

出血した際は、毛先の柔らかい歯ブラシを使って、該当部分を優しくマッサージしてあげてください。そうすることで新陳代謝が促され、健康的な歯茎に戻ります。ブヨブヨした歯茎も、毛先の柔らかい歯ブラシによるマッサージで血行を良くしてあげれば、徐々に張りが戻ってくるはずです。

それでも同じところから慢性的に出血する場合は、重度の歯周病か、それ以外の病気である可能性があります。命に係わる重大な病気が潜んでいることもあるので、なるべく早めに診察を受けるようにしてください。


歯磨きしているときに歯茎から出血したときはどうすればいいの?

・歯茎からの出血を恐れない

■怖がらずに出血させることで、歯ぐきは強くなる

――歯ブラシで歯ぐきを軽く磨くだけで出血します。何かの病気なのでしょうか?

江上先生 歯ぐきは柔らかい組織で、とてもデリケートです。歯ブラシを軽く当てた程度でもすぐに出血する場合は、炎症を起こしてはれている状態だと考えられます。

例えば、手足の皮膚をけがしたときには、血液をそこへ送って菌を殺し、早く治そうという働きが起こります。歯ぐきも同じで、炎症が起こると血液がたまり、出血しやすくなります。

――炎症を抑えるために出血させた方がいいのですね。

江上先生 はい。出血を怖がって歯磨きをしないと、歯ぐきのはれはどんどん悪化していきます。初めは柔らかい歯ブラシを使い、定期的に歯ぐきを刺激してください。そうすると、歯ぐきの新陳代謝や血行が促進され、新しく強い歯肉(しにく。歯を支える歯周組織の粘膜)が増殖されて、元気な歯ぐきに生まれ変わります。

ただし、健康な歯ぐきに対して、わざと硬い歯ブラシで刺激して出血させるようなことはしないようにしてください。歯ぐきに傷をつくるだけです。

――歯ぐきがはれて炎症を起こす原因は何でしょうか?

江上先生 最も多く考えられるのが、歯肉炎を含む歯周病です。歯周病とは、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)にある嫌気性菌(けんきせいきん。酸素の少ない場所で発育する細菌)から排せつされた毒素によって、歯ぐきに炎症を起こす病気です。日本人の約8割が歯周病に感染していると言われています。


歯科医に聞く。歯ぐきからの血は出した方がいい?→「出した方がいい」

・歯と歯茎のトラブルは歯医者さんで治療しよう!

歯と歯茎のトラブル

歯ぐきが腫れた・血が出る

口の中が不潔な状態のまま経過すると歯の表面に細菌が付着し、歯ぐきが炎症を起こします。炎症が強くなってくるとだんだん歯ぐきから出血するようになります。 炎症や出血が続くと今度は歯ぐきが腫れたり歯ぐきから膿が出るようになります。 このような場合は歯周病が疑われます。 ブラッシングやうがいなどで口のなかの清潔を保っても症状が続くようでしたら受診されることをお勧めします。 まれに腫瘍や血液の病気などによって腫れたり出血する場合もありますので、やはり受診されることをお勧めします。

歯肉炎

歯肉炎は歯肉(歯ぐき)に炎症(赤く腫れる)がある状態です。
歯と歯の間や歯と歯肉のすき間にたまった歯垢や歯石が原因で歯肉炎は起こります。

歯周炎

歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)が炎症によって破壊される病気です。
歯肉炎を放置しておくと歯垢や歯石がどんどんくっついてしまいます。特に歯と歯肉のすき間(歯周ポケット)に歯石がたまり、どんどん歯周ポケットが深くなり、そこに歯垢や歯石がたまり、膿も出るようになります。
歯周炎では歯肉の炎症が歯肉炎よりも進行して、歯槽骨の溶け出しが始まります。歯槽骨が溶けると歯がグラグラになってしまい、最終的には歯を失う危険性があります。歯周病はかなり進行しないと症状が出てきません。初めのうちは歯ぐきのみにとどまっていますが、次第に進行し歯を支える骨にまで進むと手術が必要になることもあります。
予防:歯みがき(ブラッシング)によるプラークコントロール(歯垢抑制)、定期健診による歯石、歯垢のクリーニングが基本です。

膿瘍(のうよう)

感染(歯が原因のことが大部分である)し炎症を起こした場合、病巣部に膿汁(白血球や感染菌の残骸、組織の破壊・壊死物質、滲出液の混ざったもの)が作られ、それが組織内の一部に限局し貯留したものをいいます。できた場所により歯槽膿瘍、頬部膿瘍、顎下膿瘍、口底膿瘍などと呼ばれます。

歯根膜炎(しこんまくえん)

歯の根の部分(歯根)をとり囲む歯根膜に炎症が生じたものです。原因としては
(1)う蝕により細菌が根管(歯の神経や血管がある部分)に感染し、歯根の先より歯根膜に感染をきたし炎症を生じる場合。
(2)歯に過大な力が働き(外傷、咬み合わせの異常により)歯根膜に炎症を生じる場合。
(3)歯周病により歯根膜に炎症をきたす場合。
などがあります。
いずれも歯に接触痛を生じます。

歯周病(ししゅうびょう)

初期においては痛みもなく自覚できません。ほっておくと静かに進行する病気です。 一見何でもないようでも、歯をみがくなど、ちょっとした刺激で容易に出血があることがよくあります。病気が進行すると歯ぐきからの出血に膿が混じってくるようになり、口臭もひどくなってきます。

歯周病(歯槽膿漏)は大きく分けて、歯肉炎と歯周炎にわけられます。


口腔外科相談室



【西明石駅から徒歩1分のめばえ歯科クリニック】




 
ご予約はこちら
ご予約はこちらTEL:078-927-4618 ご予約はお電話でもお受けしております。待ち時間をいただけるなら急患も対応しております。