お子さんに多い悩み「アデノイド顔貌」を解決したい!

お子さんに多い悩み「アデノイド顔貌」を解決したい!

・アデノイド顔貌はどんな病気?

アデノイド顔貌って何?

鼻腔の奥にはアデノイド(咽頭扁桃)がある

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のどには扁桃と呼ばれるリンパ組織の集まりがあり、これは細菌やウイルスが体内に侵入することを防ぐ役割を持っているそうです。その扁桃組織の代表的なものが、喉の奥の左右にある「口蓋扁桃(こうがいへんとう)」と、鼻腔の奥にある「咽頭扁桃(いんとうへんとう)」で、後者の「咽頭扁桃」がアデノイドと呼ばれています。 アデノイドは「口蓋扁桃」よりも更に奥の高い位置、鼻腔と喉がつながっている場所にあるため、「口蓋扁桃」とは違い、目で確認することはできません。

これが肥大している人に起こる特有の顔つきのこと

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アデノイド顔貌とは「咽頭扁桃(いんとうへんとう)」、つまりアデノイドが肥大している人に起こる、特有の顔つきのことです。 アデノイドが肥大していると、鼻からの空気の流れが悪くなり、鼻で呼吸をすることが難しくなります。そのため口呼吸になることが多く、それを長年続けることで顎がほとんどなくなってしまったり、顔が長い、歯並びが悪い、顔つきがたるんでいる、といったアデノイド顔貌になってしまうと言われています。
口呼吸とアデノイド顔貌

・アデノイド顔貌の具体的な症状

アデノイド顔貌の症状・4つ

喋り方がおかしい

アデノイド顔貌の方は、滑舌が悪かったり、発音がおかしいといった症状が見られるようです。これは口呼吸がしやすいように、舌を本来あるべき位置より低い位置や前の方に置くことで、喋り方がおかしくなったり、口を開きすぎていることで、喋る時に口を閉じるのが間に合わなくなり、中途半端な発音になると考えられているようです。 そのため、例えば「ただならさ」行の発音がはっきりしない、「ま行」のような口を閉じなければ発音できない音を、うまく発音できないといった症状が出ると言われています。

いびきをかく

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アデノイド顔貌の方は、いびきをかくことが多く、更にそのいびきが大きいことが特徴だと言われています。 人間は眠っている時、鼻で呼吸をするものですが、鼻の通りが悪いと口呼吸をするようになります。そうすると舌が喉の奥に落ちこみ、気道が狭くなることで、そこを流れる空気が乱れて、喉の奥が振動するようになります。その結果、いびきが発生します。

睡眠時無呼吸症候群になりやすい

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アデノイド顔貌の方で特に危険な症状が、睡眠時無呼吸症候群だと言われています。睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まる病気で、「Sleep Apnea Syndrome」の頭文字をとって、「SAS(サス)」とも呼ばれます。 医学的には、10秒以上の気道の空気の流れが止まった状態を無呼吸として、その無呼吸が一晩に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上ある場合を、睡眠時無呼吸症候群と呼びます。 睡眠は本来、日中活動した脳と身体を十分に休息させるためのものですが、睡眠時無呼吸症候群の場合、呼吸停止が繰り返されることで、身体の中の酸素が減っていくため、その不足を補おうと心拍数をあげるなど、寝ている間に脳や体に大きな負担がかかることになります。 その結果、日中に強い眠気や倦怠感、集中力低下などが引き起こされます。更に高血圧症、脳卒中、狭心症、心筋梗塞など循環器病を合併する危険が高まり、交通事故や突然死の原因にもなっているようです。

猫背になりやすい

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アデノイド顔貌の症状のひとつに、猫背になりやすいことがあげられます。猫背は背中が丸まり、頭が前に出てしまっている状態で、悪い姿勢の代表格とも言われていますが、アデノイド顔貌の方の場合、口呼吸がしやすいように、頭を前に出すことが原因で猫背になります。 また猫背になると胸を拡げることが難しくなり、呼吸がしづらくなるので、無意識にたくさん空気を吸おうとするため、口呼吸の慢性化に繋がるようです。

口呼吸とアデノイド顔貌

・アデノイド顔貌の原因

アデノイド顔貌になる原因とは

アデノイド肥大の画像

画像:BiVa

子供は口呼吸の癖に要注意!

アデノイドは体の発達が十分でない3~6歳頃に大きくなりますが、成長に伴い徐々に小さくなるのが通常だそうです。

しかし成長しても、このアデノイドの肥大が治まらない場合があります。アデノイドが肥大していると鼻からの呼吸がしずらく口で息をするようになってしまい、この子供の頃に始まった口呼吸が成長期を通じてずっと続くことで、アデノイド顔貌は起こるんだそうです。

つまり、アデノイド顔貌は子供の口呼吸をやめさせることで防ぐことができる、ということです。

アデノイドの肥大は痛みが無いと気づかずそのまま長い間放置されてしまうことがあります。
ですので、もし、自分のお子さんがいつも口をぽかんと開けていて口呼吸をしている場合、一度耳鼻科で口呼吸の原因を調べてもらったほうが良いそうです。そしてアデノイドの肥大がないか、鼻炎などがないかなどを調べてもらい、治療を受けましょう。この場合の治療は保険で受けることができます。


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・できれば早く治しておきたいアデノイド顔貌

アデノイド顔貌を早く治したい5つの理由

アアデノイド顔貌は見た目もそうですが、それ以外にも無呼吸など健康面でも治しておいた方がいい理由があります。

1.顔つきがコンプレックスになりやすい
口呼吸が長く続くほど、アデノイド顔貌がひどくなる傾向があります。骨格や歯並びまで変わってしまうため、コンプレックスになる危険性があります。
2.滑舌が悪くなる
口呼吸がますますしやすいように骨格や歯並びが変形するため、滑舌(かつぜつ)が悪くなる危険性が高くなります。
3.いびき・睡眠時無呼吸症候群を起こしやすい
睡眠中も口呼吸になるため、舌が喉の方に落ち込み、いびきや睡眠時無呼吸症候群を起こしやすいことでも知られています。
4.口臭が強くなりやすい
口呼吸は口の中が乾き、口臭がきつくなりがちです。
5.風邪やアレルギーを起こしやすい
外部から入った空気が鼻のフィルターを通らず、喉に直接行くため、感染やアレルギーをおこやすくなります。

上記以外にも、アデノイドが肥大することで難聴の原因になることもあります。ものが聞こえにくいと集中力が低下し、勉強や仕事の能力低下にもつながります。


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・改善方法と治療法とは?

アデノイド顔貌の治療法

まだ成長過程にある子どもの場合は、原因であるアデノイドを切除し、口呼吸を治していくことで、アデノイド顔貌も改善できる見込みがあります。しかし大人の場合はすでに骨格も定まってしまっているので、そう簡単に治すことはできません。次のような方法で治療をしていくことになります。人によって治療法は変わってきますので、下記の方法で必ずしも改善するわけではありません。

■アデノイド切除

通常大人になるにつれてアデノイドは小さくなっていきますが、まれに成人してからも持続してアデノイド肥大が起こるケースもあります。アデノイド増殖症であると耳鼻科などで診断された場合には、アデノイドの切除術が必要となります。
術後は楽に鼻呼吸ができるようになりますが、癖になってしまっている口呼吸の改善は意識して行わないと難しいかもしれません。また、定まってしまった骨格については、別途歯列矯正や外科矯正が必要となります。
アデノイド増殖症と関連した疾患として、上咽頭ガンがあります。日本ではまれな疾患ですが、アデノイド増殖症と症状が似ていますので注意が必要です。

■歯列矯正

子どもの場合は、床矯正で顎骨の成長をサポートすることで、アデノイド顔貌となってしまうのを防ぐことができます。 しかし大人になってからの歯列矯正では、軽度の症状でない限り、単独での改善は難しいでしょう。
例えば、単に歯の生え方に問題があって上下のバランスが崩れているのであれば、歯列矯正のみの治療で改善が見込めます。しかし、顎骨の発達不全が原因でアデノイド顔貌になっている場合には、歯列矯正だけでなく、口腔外科での外科的な手術が必要になってきます。
発音障害やうまく噛めないなど口腔機能に問題が発生している場合には、顎変形症という疾患として、保険での歯列矯正や外科矯正が可能となります。ただし対象となるのは、顎口腔機能診断施設に認定された一部の歯科医院に限られます。

■オトガイ形成術

オトガイという下顎の先端部分を、前方に移動させることで下顎を形成していく手術です。下顎・上顎の移動術などの外科的矯正だけでは改善できない場合に併用して行われます。又は歯列に問題がない場合には単独で行われることもあります。
顎変形症と診断され、外科矯正の一環として手術をする場合には、保険適用となります。

■口腔癖の矯正

アデノイド顔貌となってしまった原因である、口呼吸や舌癖などの口腔癖の矯正も合わせて行う必要があります。口を常に開けていると口唇周りの筋肉が発達せず、ダラっとした締まりのない顔つきになってしまいます。口や舌の筋肉を鍛えていくことで、徐々に改善していきます。
まずは正しい舌の位置を意識しましょう。正しい舌の位置は、舌先が上顎の歯の付け根についていて、舌全体が上顎にくっついている状態です。下にダランと下がっているのが通常状態の場合には低位舌が疑われます。
低位舌については「舌の位置が口臭の原因に!正しい舌の位置はどこ?」を御覧ください。
普段から意識して正しい位置に舌を置くだけでも鍛えられます。
また舌のトレーニングとして、舌をよく口の中で動かしたり、鼻下に向かってベーっと何回か突き出しだす動きを繰り返しましょう。舌全体を上顎にくっつけたまま口を開き、「ポンッ」と音を立てながら離すポッピングも有効です。
口全体の筋肉トレーニングとして有名なのは、「あいうべ体操」です。舌の筋肉にも効果があり、口呼吸が改善されます。

あいうべ体操
1.「あ」の口の形で口を大きく開けます。
2.「い」の口の形で口を横に広げます。
3.「う」の口の形で口を前に突き出します。
4.「べ」の口の形で舌をすべて出します。

1~4を10回繰り返します。これを一日3回行うと効果的です。声は出しても出さなくてもどちらでも問題ありません。 これらのトレーニングは、歯科医院で口腔筋機能療法として指導を受けることができます。


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