銀歯が取れたときの応急処置や治療法についてのまとめ

銀歯が取れたときの応急処置や治療法についてのまとめ

・まずは応急処置を!

1.銀歯はなぜ取れるのか

◎銀歯は歯を守っている

虫歯ができると、その部分を削り取ります。そうしないならば、どんどん広がってしまうからです。削った部分には、空洞ができますので、そこに銀歯と言われる合成金属を詰めたり被せたりして、歯や神経を守ります。

◎銀歯と歯を接着しているセメントはもろい

銀歯は金属なので、直接に歯と接着することができません。そこで、普通はセメントを薄く塗って歯と銀歯を接着します。しかし、セメントは劣化しやすく、劣化すると接着剤としての働きをしなくなり、銀歯が取れる原因となります。

◎虫歯が進むと銀歯が合わなくなる

銀歯の周りに虫歯ができて歯が欠けてしまうと、銀歯の詰め物がぴったり合わなくなり、隙間ができて銀歯が取れる場合があります。

2.銀歯が取れたときやるべき応急処置

◎取れた銀歯をしっかり保管しておく

銀歯が取れたら、まずするべきことは、とれた銀歯をすぐに容器に入れて保管しておくことです。銀歯は、小さなものなので無くしやすいからです。取れた銀歯は、後日歯科医院で再接着してもらうことができます。もし、取れた銀歯を失くしてしまうと、新しい銀歯を作るのに、数週間かかることになります。

◎銀歯が取れても緊急性は薄い

実は、銀歯が取れても、緊急性はそれほど無いといってよいでしょう。なぜなら、数日たってからでも、十分間に合いますし、命に関わる事態にはならないからです。しかし、そのままにしておいて良いというわけではありません。取れたままにしておくというのは、不快感がありますし、歯そのものに対するリスクも生じてきます。

◎銀歯が取れたままにしておくリスク

銀歯が取れたまま放っておくと、様々な問題が生じることがあります。銀歯の詰め物やかぶせ物を取れたままにしておくと、歯の内部が虫歯に侵されたり、歯が欠けたりすることがあります。このような状態が生じると、取れた銀歯を保管しておいても、形状が変化し、元に戻すことができなくなります。また、最悪の場合、虫歯が進行し、抜歯しなければいけない事態になります。

◎タイムリミットは数週間から1ヶ月

取れた銀歯を元に戻すまで、どのくらいの時間の猶予があるでしょうか。取れたままにしておくことで生じる様々なリスクを考えると、数週間から1ヶ月が無難でしょう。時間を経過するにつれ、リスクが大きくなりますから、早めに対処するに越したことはありません。
銀歯が取れたときの応急処置とやってはいけないことまとめ
 

・銀歯が取れたときにやってはいけないこと!

3.銀歯が取れたとき絶対にやってはいけない応急処置

銀歯が取れた時、「やるべきこと」よりも「やってはいけないこと」が、実はたくさんあります。

◎銀歯を歯に戻すのはNG

 取れた銀歯をもう一度詰めていた場所に戻してみても、必ずまた外れます。ですから、すぐに歯科医院を受診するとしても、口の中に戻していけません。間違って飲み込んでしまったり、銀歯がずれた状態で噛んでしまって歯を欠けさせてしまうことがあるからです。

◎市販の瞬間接着剤を使用するのはNG

「銀歯が取れたら、とりあえず瞬間接着剤でつける」という応急処置の仕方を聞いたことがある方は多いでしょう。しかし、これは正しい応急処置といえるのでしょうか?いいえ、市販の瞬間接着剤で取れた銀歯をくっつけるのは、絶対にやってはいけないことなのです。

◎市販の瞬間接着剤の使用はリスク大

実は、市販の瞬間接着剤というのは、毒性が少なからずあります。死に至るというものではありませんが、無害であるとは言い切れません。また、瞬間接着剤が唾液中や歯に付着した雑菌を封じ込めてしまい、接着した銀歯の下で神経や骨が腐ってしまうことがあります。歯科医院では、銀歯を詰めるたり被せる時は、必ず歯の表面を消毒・乾燥し、雑菌を除去してから接着します。ですから、自分で接着することのリスクは、かなり大きいと言えるでしょう。

銀歯が取れたときの応急処置とやってはいけないことまとめ

・放置すると虫歯が悪化することがある

4.放置するとこんな危険がある

詰め物が取れてしまったら、すぐではなくてもよいので必ず歯医者さんを受診するようにします。受診せず長期間放置していると、口腔内に悪影響を及ぼすことがあります。

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4-1 虫歯になる

詰め物が取れてすぐに虫歯になるわけではありません。2週間程度はそのままでも虫歯が進行する可能性は低いので慌てないようにしましょう。ただし、長期間放置すれば虫歯のリスクは高まります。遅くとも一ヶ月以内には受診するようにします。

4-2 噛み合わせが悪くなる

歯の詰め物は、詰め物をした状態でかみ合わせが最適になるように作られています。この詰め物が取れてしまっているわけですから、歯のかみ合わせが不安定な状態になります。

長い間放置することでかみ合わせがよくない状態が続くと、あごの痛みや頭痛などを引き起こすことがあります。

4-3 歯周病になる

詰め物が取れた部分は、食事をしたときに食べ物のカスが詰まりやすくなっています。食べ物のカスをえさにする歯周病菌の活動が活発になり、歯周病を引き起こすことがあるのです。


詰め物が取れた!慌てずに対処するために知っておきたいこと
 

・銀歯の下の虫歯

 

銀歯取れる・銀歯の下の虫歯

キャラメル

先日、キャラメルを食べていて銀の被せ物が取れたと言って駆け込んでいらした患者様がいらっしゃいました。被せ物は15年以上前にかぶせた物だそうで、取れた銀歯の下は歯が虫歯で腐っていて、ぼろぼろになっていました。そして「その歯は痛くもなかったし、外れるまで虫歯なんて気がつかなかった」とのこと。

その患者様いわく「先生、被せ物ってキャラメル食べただけで簡単に外れてしまうんですね・・・銀歯を被せたらずーっと持つものかと思っていたのに・・・」
…となげいていらっしゃいました。

本当に銀歯ってそんな簡単に取れてしまうのでしょうか…?

答えはNOです。実際、被せ物はキャラメルやガムを食べたくらいでは取れません。しっかりとしたセメントでくっつけていますので、よっぽどのことがないかぎり外れないようになっています。
 

外れてしまう原因

ではどうして外れてしまうのでしょうか・・・?

①接着材料であるセメントの経年劣化

一つは、銀の被せ物と歯をくっつけているセメントの劣化が起こると外れやすくなります。銀歯に使用されるセメントは最初は歯とくっついていますが、長年の間に、溶けて劣化してしまいます。すると、歯との接着力が弱まるので、ガムやキャラメル等の粘着性のある食べ物を食べると取れてしまう事があるのです。

②詰め物の下が虫歯になった

また、溶け出たセメントの部分から虫歯菌が被せ物の下に入り込んで虫歯をつくったりします。すると歯を溶かすのでますます被せ物は外れやすくなるのです。

そして厄介なことに、この銀歯が取れるということと、銀歯の下の虫歯という2つの現象はだいたいセットで起こってきます。

また、銀歯の下の虫歯は被せ物で覆われて隠れてしまっている為に、発見が遅れますし、ましてや、歯の神経を取っている場合は虫歯による痛みを感じないので、先ほどの患者様のように全く自覚症状がないまま虫歯はどんどん進行していくのです。

取れないようにする予防策

では、どうしたらこういったことを予防できるのでしょうか・・・?

  • 歯磨きをきちんとして、虫歯の予防をする。
  • 定期的な歯の検診を受ける。
    被せ物をしている場合はレントゲンを撮ることで隠れた虫歯をいち早く発見することが出来ますし、小さな虫歯をすぐに治療出来るので、虫歯が大きくならずにすみます。
  • 歯科医院で被せ物の種類やセメントの種類の適切な選択をしてもらう。
    こうすることでセメントの劣化や溶け出しを防いだり、被せ物と歯の間からの虫歯菌の侵入を防ぐことが出来ます。

皆様も、被せ物が入っている場合にはきちんとした定期検診を心がけるようにして下さいね。


銀歯取れる・銀歯の下の虫歯

・銀歯が取れたときは早期に治療してください

銀歯が外れた(取れた)時の治療法

1.接着剤の劣化が原因の場合は、銀歯の再利用が可能

接着剤の劣化が原因の場合は、取れた銀歯を再利用できる可能性が高いです。容器で保存した銀歯を歯医者に持って行って、歯科医師の方に渡してください。

2.強く咬んで取れた場合は、銀歯の再利用が可能な場合と新しく作る場合がある

また、強く咬むことでセメントが耐えきれず銀歯が外れた場合も同様に、取れた銀歯の再利用が可能です。しかし、咬む力に耐えられず何度も外れてしまうことがあります。その場合は、銀歯を外れにくいような形に修正して、再度作り直すこともあります。

3.銀歯の中に虫歯ができた場合は、新しく作り直す

銀歯の中に虫歯ができている場合、取れた銀歯を再利用することができません。この場合は、新たに型取りをして、再度銀歯を作るか、それとも別の詰め物で治療を行うかを決定します。

虫歯が大きく痛みが強くある場合は、まずは痛みを抑えるための処置を行い、その後、新しく型取りを行います。もし虫歯が深い場合は神経をとる治療が必要な場合もあります。

4.歯が欠けて取れた場合は、新しく作り直す

欠けてしまった歯は、形が変わってしまっているため再度歯の型取りをする必要があります。そのため、新しく銀歯を作り直します。

5.金属の適合性が悪くなった場合は、新しく作り直す

適合性が悪くなったことが原因で取れた場合はつけ直すことができないので、新しく銀歯を作り直す必要があります。

治療費の目安について

1.取れた銀歯を再利用できる場合

取れた銀歯を再利用できる場合です。きちんと銀歯を保存して歯医者に持っていった場合の料金は、2,500円程度です。治療回数も1回のみで終わります。

2.取れた銀歯を再利用できない場合

取れた銀歯が再利用できない場合や、取れた銀歯を失くしてしまった場合は、再度歯の型取りを行う必要があります。その時の料金は、6,000円程度となります。1回目ではレントゲン検査や歯の型取りを行い、2回目で銀歯を入れます。そのため、最低でも2回の治療が必要となります。


銀歯(かぶせ物)が外れた(取れた)時の治療



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